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顔色を気にする

先日、京都で矢野まきさんのライブに行った。デビュー25周年で、友達に教えてもらってからファンになった私はファン歴20年くらいだろうか。

歌が上手い人が純粋に好きなので、ライブではものすごく情感豊かな歌声と自然体でかわいらしい人柄とのギャップに毎回癒されている。

来月発売されるというミニアルバムに収録される予定の曲も披露されて、歌詞を聴いて頷きそうになって、いや違うわ、ってなったのが、これまで人の顔色ばかり気にして生きてきたけれど、というフレーズ(あやふやな記憶で正確ではない)。

人の顔色が気にならないわけじゃないけど、振り返るとあんまり気にしてない気がする。若い頃は特に、相手の顔がひきつるような言葉をよく発していた。私が言った一言で場の空気が一瞬で固まることはしょっちゅう。

本質をずばっと指摘すると、相手が図星でたじろぐ。歳をとってからは、これを言うと相手が傷つくかもしれないと頭をよぎるようになって、思いとどまることはあるから、一瞬で気まずくなることは少なくなったけど、この間も軽い調子で厳しめの指摘をしたら、相手がモゴモゴしていて、やっぱりなと納得する気持ちとがっかりする気持ちが半々。

相手を責めたいわけではない、と書きかけて、この時はちょっと責めたかったな。一つ一つ違う事象に対してわき起こる感情はひとくくりにはできない。自分の気持ちを客観的にありのまま見つめることが今の課題かも。

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