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優しい上司は勝たせてくれる上司とは限らない

2020-04-13

最近よく高校のときの担任のことを思い出します(3年間同じ)
決して人気のある人ではありませんでしたが、
結果として多くの人に感謝された人だったと思います。

通知表のように「私を評価してくれる人」と
受験のように「私を勝たせてくれる人」は違います。

「いまやってることで十分」と自分を認めてくれたり、
「こいつは頼りになるな」と判断して仕事を任せてもらったりは
「優しい人」「評価してくれる人」でもできますが、

表彰や昇格やMVPのステージに上げることは
「勝たせてくれる人」にしかできません。

(国語の成績はいつも良かったし国語の先生も好きだったけど、
この国語の授業のおかげで進学できたか?と言われたらそれは違うと思う)

その人自身を認めてくれるだけではなく、
よそでも認められる人にしてくれるのが「勝たせてくれる上司」だと思います。

事実、私が初めてマネージャーになった沖縄期間中の上司には
たくさん勝たせてもらいました。

また、
入社2,3年目の反抗期(闇)で文句ばっかりぶつけていた上司も
よく考えたら、その期間に何度も表彰を取らせてくれました。

これまでもいろいろありましたが、
去年の自分がどうしても力不足を感じたのもこの部分でした。

メンバーの今の頑張りはわかっているけど、
これまでのぶんをひっくり返す程の勝ちを取らせてあげられない。
もっと勝たせたかった。

この「勝たせる」というのは「自分のとこの子が評価されるように社内政治を頑張る」とか「ゴリ押しする」とかいう意味ではなく
そもそも本人に「勝ちたい」と思わせ、本人と一緒に「どうやったら勝てるか」を考え、力のたりなさを自覚させた上で、行動を促し続ける。
というのが大前提。

その上で、部署全体の評価が上がるようなアウトプットやコミュニケーションが必要になってきます。

また、”今日が人生で一番若い日”ってことで
>「勝ちたい」と思わせ、本人と一緒に「どうやったら勝てるか」を考え
いかに早い段階でここを越えられるか。

勝ちにこだわらずふわふわ数年やってると、いざ本気で狙おうと思ったときには「あいつはふわふわしたやつ」という印象が染み付いていて
そこそこ強烈ななにかをぶっ放さないとなかなか崩すのが難しかったりします。
信頼は積み重ねなんだぜ。

以上、自分ができているかはさておき、勝たせるマネージャーでいたいなあという話でした。

社内政治やゴリ押しはやってみたら多少は成功はするだろうが、
周りからも「ゴリ押しだねえ」と見られるのでその前後の仕事でしっかり成功しないとならんな。

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