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フィリピン・タール火山噴火に関する支援活動(1)

2020年1月12日、ルソン島南部にあるタール火山が42年ぶりに噴火しました。噴煙は上空1万5000mに達し、この火山からおよそ60kmの距離にあるマニラでも降灰があり、一時マニラ国際空港も閉鎖されました。周辺では火山性地震も多数発生し、フィリピン火山地震学研究所(PHIVOLCS)は、数時間から数日以内に危険な噴火の恐れがあるとして、噴火警戒レベルを0〜5の6段階のうち、上から2番目の4(危険な噴火が差し迫った状態)に引き上げ、火口から半径14キロ以内のすべての住民に避難が呼びかけられました。一時はおよそ280箇所の避難所に10万人以上が避難を強いられました。火山灰はその後も周辺地域に降り注ぎ、住民らにマスクの着用が呼びかけられましたが、各地でマスクが売り切れになっています。

私たちココウェルはまずは即座に生産者等の安全を確認し、現地で暮らす知人等を通じて被害の情報を集めていきました。そして日本側でできることは何かと考え、1月28日から水井がフィリピン出張の予定が入っていたこともあり、不足しているというマスクを日本側で集めて、現地に持ち込もうと考えました。

1日16日には広くマスクの募集を公表し、自宅で不使用のマスクがあれば本社やココウェルカフェにお持ちいただけないかをSNSやメルマガを通じて呼びかけました。メイドインアース自由が丘店やナチュラルハウス7店舗もお客様の受け取り窓口として協力をしてくださいました。

1週間に限った呼びかけにも関わらず、全国から郵送で送ってくださる方も多く、合計40,000枚以上のマスクが集まりました。呼びかけを始めた際は、その後に新型コロナウイルスの感染が世界中で広まるとは想定できず、マスクが市場で品薄になり、後ろめたい気持ちに襲われました。しかしせっかく皆様のご好意でお送りいただいたものはきちんとフィリピンのために使わせてもらおうと思っています。

その後、避難所では食糧や衛生用品が不足しているということを聞き、マスクだけではなく、現地で必要物資を購入して配給を行うことを決め、そのための募金も開始しました。

◯polcaでのご寄付(300円より)
https://polca.jp/projects/P3pYWq5FGH9

◯銀行口座でのご寄付
三菱UFJ銀行 針中野支店
普通口座 0112151
株式会社ココウェル

募金は2月5日現在も継続しております。引き続き、復興に向けた支援をしていければと考えています。


続く...


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