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週末記録20220410

 現在生活訓練に通所しているメンバは,それぞれ一定期間の後に卒業して新しい活動の場へと居場所を移す,というのが暗黙の前提になっているんやけど,現在の暮らしの場(グループホーム)にいる以上,お膳立てという次善の策としては障がい福祉サービスや医療サービスを使うという事になるのやが,リソースとしてはデイケアか就労継続支援B型かとならざるを得ない中で本人から聞いてる話では「仕事として何か作るものをやってみたい」という言葉が拠り所になっている現状だったり.そうならばそういう仕事を作らんばねぇ,という件.選択肢の少なさは如何ともしがたく,そしてそこに忸怩たる想いを常に抱えるジブンでいたいというのはある(抱えるだけでなく作れよってツッコミはもちろん受けます).
まぁその流れからきているというわけでもないんやろうけど,今日も今日とて足の痛みに加えて耳鳴りやら背中の痛みやらがあるのでと生活訓練を休むというメンバさん.現場担当のスタッフへ,どうも不適応なんやないやろうかと話してみたら,ちょっと得心した返事が返ってくる.あー適応障害経験者というのが説得力という強みになることもあるんやねぇとか思うたり.誤解8割.

 グループホームの入居者さんが電気シェーバを新しく買いたいけど送迎してもらいたいというので,ちょっと歩くには遠い電気店へと車に乗せて買い物に行く.買う事自体は特にこちらで代理的に何かをする必要はなく,まぁちょっと店員さんにはしつこい程度の,でもまぁよくいるお年寄りさんみたいな感じよねぇ,という遣り取りで無事にお目当てのものは買えたぽい.うーん次回の事を考えると少しスタッフが間に入ったが良かったのかねぇと思うところもあたけどまぁいいや,と.そして以前と同じのを買ったにも関わらずそれまで使っていたシェーバとごっちゃにして動く動かんのとひと騒動するまでが台本な件.注油やメインテナンスも適度にやっとけばそうそう買い替えしないでも良いのやけど,なかなかそこの妥協点が難しいねぇと.まぁ要は注油しすぎて動きが悪かったり,刃を替えるくらいで大丈夫なのを,お金の比較や大は小を兼ねるを地で行ってむしろトラブルがある感じなんですという.

 スタッフに,こういうグループホームにしたいという希望はあるにしろ,実際に住んでいるのはメンバさんたちなわけで.その意向に沿うのは必要.だけど働いているスタッフと協議が必要やろう.と思いつつどうも銀の弾丸を欲しくなるジブンがいる件.

 朝一番で何も言わずに外出していったメンバさんは,昨日買い物で預けていたお金のお釣りを貰っていて「やったー買いに行こう」という感じでほくほくと出かけたぽい.今から帰るという連絡があったので,電車待ちだと時間が長いからと,近場だったのでスタッフが車で迎えに行く.すると会った途端「あーこんにちはー」という感じでニコニコしてあいさつしていったり.記憶か,今は記憶の力が乏しいのかね.そこはよくわからないです.

プログラマを経て作業療法士へ.精神科病院で病棟やデイケア,通所リハなど渡り歩いた後で自立支援事業所へ.主な担当領域は精神障碍を持つ方の生活支援,特に就労支援が中心.大切な作業を大切に,がモットー.