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週末記録20220327

 人によって必ず繰り返し行うものごと,習慣化つまり作業であるものはそれぞれ違うし,よしんば同じ言葉で表現される作業と言えどもその5W1Hは違うわけですが,まぁジブンに照らし合わせれば,ごはんは毎日毎回食べるもの,お風呂は毎日入るもの,仕事は決まった日には必ず行うもの,という価値観を持ってるよなぁ.習慣化というのはそういうものというのが所与の前提となってはいるな.それが出来ないとなるならば作業機能障碍と言えるわけで,そっから下位分類で云々となるわけですが.

 生活訓練に通っているメンバさんがちょっと出かけるの遅いなぁという時間だったり.ちょっと寝不足という感じでは言うけど,それでも通所は皆勤賞.活動も周りにお茶を訪ねたり茶碗を持っていったりしたり,相手がやってるパズルを見て話しかけたり,など,作業を通して人と関わる感じがあったり.作業を媒介にする面というのはこういう風に出てくるというのもあるなぁ.そういや入院中に作業療法で関わった時があるけど,その時も作業を媒介にして周りの人たちに関わるというか溶け込むという感じがあったよなぁと思い出したり.

 就労移行支援のメンバさんで求職活動へ入っている人が障碍者専用求人の1つに興味を示して見学したいという希望.従業員数(∋メンバ)が0人なんでどういう事かと気にしてあったが,求人票を見直してみたら新規事業所という事でなんでああそうかと理解.でもそうなると作業請負になるのかもしれんなぁと思うたり.なんで元々の会社で求人しないのかは気になるねぇ.いちおうハローワークを通して見学などをスケジューリングするようにする.

 体の痛みやきつさがあって休むと言うので話をして欲しい,と生活訓練現場スタッフからの要請.せっかくなのでと本人と現場スタッフと一緒に三者で話をする.別に行くように説得するとかをジブンに期待されても,実際にはそういうのしないですし.ダイアローグ風味での遣り取りなぞ.本人に現況を語ってもらい,それからジブンが現場スタッフさんに状況や見立てを尋ねたりジブンの見立てを話したりする.まぁ先にこれこれと説明をしてないので,ジブンはスタッフへ向いたり本人へ向いたりするけど,スタッフさんは本人への視線一択なぞ.
 医療福祉業界に転職する人が多いというのはまぁ実感としてあるので,そこでは組織に対する帰属意識よりも,職種や対象者に対しての価値が優先されるのかもしれんなぁとは思うたり.

 医療福祉業界に転職する人が多いというのはまぁ実感としてあるので,そこでは組織に対する帰属意識よりも,職種や対象者に対しての価値が優先されるのかもしれんなぁとは思うたり.

 よそのグループホームでトラブルとかがあって,グループホーム自体を閉鎖しなきゃかもという事態になっているのを聞く.且つそれは現在担当しているメンバさんたちにも影響のあることなので,そういう意味でも他人事でなく.そこでのエピソードで,スタッフ間での話がメンバさんに筒抜けだったり,結果悪口と受け取られるような内容を話していたり,それがメンバさんに聞こえたり,メンバさんとのやり取りで言葉の使い方が悪かったりというのを聞く.うわぁそれは反面教師として受け取ろう.気をつけなきゃねぇ.なかなか自己検証は難しいけど,難しいからこそ気をつけていかならんのよ.

 相談支援のモニタリングに同席してメンバさんのあれやこれやを聞き取ったり.モニタリングの最中にあるエピソードのやり取りで,記憶があやふやになっている面も見られるので,でもそれが記憶障碍なのか注意障碍なのかはちょっとわからんなぁという感じ.
そういう面談やら雑談やら給食やらも,狭義の作業時間だけでなくいろんな関わりや行動における状況自体が評価の対象ではある.検査でというよりも,もちろんそれはそれで細かくみていく意味で大事やけど,暮らしの場面によりどういう感じで出ていて,それにどう対処すれば良いのかを考えていく,という方向でだいたいサポートしていくプラグマティックさなぞ.決してその辺のスキルが低いからそうせざるを得ない訳ではない,はず.物理的時間的人的リソースが限られる障碍福祉サービスの現場でのやり方って割りとそんな感じよねぇ.

プログラマを経て作業療法士へ.精神科病院で病棟やデイケア,通所リハなど渡り歩いた後で自立支援事業所へ.主な担当領域は精神障碍を持つ方の生活支援,特に就労支援が中心.大切な作業を大切に,がモットー.