うっかりケガしちゃった! 概要

運がいい悪いなんてねえ、結局何かと比べての事になっちゃうからあまり気にしない方がいいと思ってるんだけど、やっぱり私は運がいい。同じ怪我でも、もしタイミングが悪かったらこうはいかなかったと思う。だからあえて書いておこうと思います。

私が怪我した5月下旬はコロナ感染者の発表人数も少なくて、救急車もすぐ来てくれた。
救急車に乗ったら色々質問されたので、「ワクチンも打ってない、周りにも陽性者はいなくて私はとても元気!」と答えたら、「それが一番いいです!」と救急隊員さんが言ってくれた。
「それにしても傷口も見てくれずに病院出されたの?酷えなあ。あ、今近くの病院から探してるからね」そう言って、あちこち連絡してくれた。


家で一人、平日昼間のうっかり事故。シラフ。
気をつけていたんだよ。なのにフッと何かに持っていかれた。
(この辺の事はまた別で書こうと思う。)
自分で「これはヤバい!急げ!」ってあえて口に出した。
傷口をキッチンペーパーで押さえたまま、汚れてもいい黒い服を適当に引っ張り出してノーブラTシャツの上に羽織って、財布と鍵を持った。それとマスク。一番難儀したのはこのマスクの個包装を開ける事だったな。
そこの大通りまで歩いてタクシーに乗って病院に駆け込んで、ホッとしたのもつかの間、
「、、、先生はこの後オペが入ってるので、自分で他の病院を探してください」って、
電話番号の書かれた小さな紙を渡されてしまった。
えー、そうなんだあ、、ってスマホ出して電話をかけようとしたら「ここは電話禁止です!」って怒られて外に出されてしまった。
この日は5月なのに暑くてねえ。
左手をケガして右手でそれを押さえていたから電話もできる状態ではなかったんだよね。
見慣れた景色の小滝橋通り沿いでそのまま少しボーっとしちゃったんだけどね、いかんいかん!と119をプッシュした。
こういう事情で○○病院の前にいます。と言ったら電話の向こうの人もびっくりしてたけど、救急車もすぐ来てくれて、先に書いた通り。
私を先生に引き渡すまで救急隊の方が全部やってくれた。これ絶対私一人じゃムリだった。
通された部屋は診察室で、その後私もそこに通う事になるんだけど、ベッドを真ん中に持ってきてライトも別室から何個か持ってきて「よおおーし!やるよー!」って女性3人のチームが緊急オペしてくれた。
この先生方達が素晴らしくて。
仕事とはいえ、こんなに他人に優しくしてもらったの久しぶりだなー。なんて逆に心は満たされてしまった。
で、術後、「よし!後は運だー!運命!」って先生に言われた。
最初から治ると思ってたから、包帯ぐるぐるでミッキーマウスみたいなのに、これで治ったぞー!先生さいこーう!って全然心配にならなかったし、ちっとも落ち込まなかったよ。
私の異常さって多分そういうところなんだけど、さすがにこんななのにそんなんで、自分でもちょっと自分が怖くなった(笑) 
だからかな、「これは大怪我ですからね!
」って先生に何度も言われた。
でもさ、やるだけやったら後はもうやることないんだから、先の分からない心配はしても仕方ないものね。 
でね、先生に言われた通りおとなしく3日過ごして術後初診察。
「え?うそ!くっついてる!」って先生が驚いてた。それから診察の度に先生が驚く事になるんだけど、まあ、とにかく私の治癒力も含めて全て運が良かったって事ですね。
1ヶ月で治ってしまったよ。
もうすっかり今までの日常と同じ生活できているしムリかもと言われた楽器の演奏も問題なしです。




※どのようにケガをしたかはあえて書いていません。怖いイメージは深層心理に残ったりするからね。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?