和紙と岩絵具、時々流木の物語2023-その1

 2023年のまとめとして、素材についてこれからも考えて取り組んでいきたいと思ってまとめてみる。
 少しずつ来年も載せていく予定。


「和紙と岩絵具の景色」14
下地の紙はインドのコットンの紙、マス目が強く岩絵具がすんなりとはのらなかった。最初から明るい絵を目指していた。自分から暗くなってどうする?という気持ち。黄がマイブーム

「和紙と岩絵具の景色」15
 岩絵具は細かいものでもたくさん重ねるとこの黄色のようになる。膠を重ねても光らなかった。立体化させたところなので、しなやかにこの重量感に耐えるために和紙が最適。大きな画面の中では小さなことではあるが。この積み重ねが大事だと思う。

「和紙と岩絵具の景色」16
下地は水彩紙を使うことが多いが、今回は下地が流木。どうさを何回も塗って下地を作ってから和紙や岩絵具で制作した。流木の木肌も活かしたいし、和紙や岩絵具で表現したい。そのせめぎ合いの制作。

和紙と岩絵具の景色(➕流木)」17
 この三つは相性が良く、膠は木のコーティングもできるのでこれからも使う予定。立体を作ってから空間を意識した作品にも興味を持つようになった。
 これからも美しい見せ方も含めて追求していきたい。

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