見出し画像

私の人生の転機~きっかけストーリー②

人生のリスタートを応援します!田中優美子です。
きっかけストーリー①のつづきです。

入院中は、とにかく1日も早く退院して、家族とわが家で生活することが
私の目標でした。

あれほど待ち望んでいたのに…

***


じつは、そこからがつらい毎日のはじまりでした。


発症しておよそ6か月までが、回復できる期間で、
そこから先、もとに戻ることは難しいといわれています。

だけど…
私は若いから、もとの体に戻れる。そう信じていたのですが…

料理をしようと思っても、包丁がうまく持てない。
(どうやってこの大根を切ろうか?)
洗濯物を干そうとしても、片手では洗濯ばさみをつまめない。
(どうしたら干せるの?)

育児においても、
子どもを抱っこすること
おっぱいをあげること
…できないことだらけ。

だから、

実際の世話は祖母がしてくれたので、
娘は私より、祖母に懐いているように感じて、
子どもをとられちゃった気がして、


「私が産んで、私が母親なのに!!」
激しい怒りとせつない気持ちをどうすることもできなかった。

「私はもう何もできなくなっちゃった…

あのまま助からなくても良かったのに。」


そう思った時もありました。
母、妻、仕事…すべての役割を果たせず、

自分が存在する意味を見出せませんでした。

そんな私に夫は、
「なにもできなくても、笑顔でいてくれたらいいよ。」
そういってくれました。

そのときは、夫の言葉も受け取れず、
ただひたすら、
(まえはできたのに…できなくなっちゃた。)
そんなふうに、出来なくなったことを数え、

(どうして私がこんな目にあわなきゃいけなかったの?)
自分の運命をのろって、自分を傷つけていました。

画像2


そんなつらい毎日が数年続いたある日、ふと。

「このままでは、ワタシも家族も幸せじゃない…」
この状況をなんとかしたい。


自分の体をもとに戻すことだけに時間を費やし、
できないこと、調子の悪いことに意識を向けて、

病院に通い続ける生活はやめにしたい。

前に進みたい。
それならば…と、偶然手に取ったパンフレットをつかみ、
コーチングを学びはじめました。

学びながら受けたコーチングセッションで、
コーチから何度かもらった質問は、


「障がいを持って良かったことはなんだろう?」


それに対し、
「良かったことなんてありません。」
と、はじめは見つけられなかった。

そんな私が、
その問いを何度もなんども重ねるうちに、

見えてきたのです。


健康であることに感謝できる
人の痛みを思いやれる
家族の絆が深まって、
娘が沢山の人からの愛情をもらえた…

というのも、
夫と私の両親が育児や私たちの生活に全面協力でした。
特に祖母たちは、仕事も辞め、交代で住み込んでくれました。
娘は6人の手と愛情で育てられたのです。

ときには娘の子守り当番を取り合うくらい(笑)
その後の成長も、みんな楽しみにしているので、
運動会、音楽会、誕生日…行事の度にフルメンバー参加でにぎやかです。
娘を囲んでみんなが和やかに過ごせる機会が今もあります。

つぎつぎと…
たくさんの良かったことを見つけられました。


人生の幸・不幸は、出来事ではなく、とらえる視点。
どちらを選んでもいい。
だとしたら、自分にとって幸せな選択をすればいいんだ!

画像2

あるときのセッションの中で、
私の口からこぼれた言葉。

「自分を大切にします」


今まで固く縛られていた感情の糸がほどけた瞬間を、
いまでも覚えています。

人生経験の中で、つらかった悩みやマイナスと思われる経験。
これらも、自分が幸せになれるとらえ方や解釈をしていい。
そんなことにも気づけました。

この経験から、
誰もが「自分というたった一人の価値ある存在」を大切にし、
その人だからこその役割をみつけてほしい。
そう願ってコーチになりました。

コーチングを受けた方々は、

自分の大切なこと(個性、価値観)が明確になり、
自分軸が持てたり、家庭や職場の人間関係がラクになったり、

OLや主婦が起業の準備を
はじめたり。
これらの変化や成果があります。


心の隅にしまっておきたい箱。

そこには、つらい思い出、悲しい体験…
さまざまな感情が詰め込まれています。

そっと触れずに置いておきたい。
そう思っても、いつでも気になり、
前に進もうとするとじゃまをする。

その箱を開けようと思ったとき、

私はあなたのそばにいて、
見守っています。


ですから、

あなたの心の声に耳をすませてみませんか?


***


私が好きなことばの一つに、

「人は出会いでつくられる」

というのがあります。
私たちは、出会いを通して出会った人の人生を創っています。

そして、その先の世界を創っている。
一つの出会いが変われば世界が変わります。

人は人で磨かれる。という言葉もあります。

私は、「田中コーチと出会えて良かった!」
そんな言葉をかけていただけた時が、
コーチ冥利に尽きる喜びです。


全文はこちらから
https://ameblo.jp/coach-yuming/entry-12201401829.html



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?