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一日詣りと蒲原まつり

こんばんは。
yumiです。

今日は私の最高に幸せな、ただの日常の話。

七月一日。
白山神社の月次祭に参列させていただいた。

神社では、毎月一日に月次祭という神事を行っていて、福岡にいた時も、毎月のように月次祭を見に行っていた。
白山神社は崇敬会の人であれば誰でも参列できるので、申込みをしてみた。

今年も半年が過ぎ、無事に過ごせている御礼と、下半期の安全を願って。
白山神社はほんとうにお花の綺麗な神社で、今日も花手水はしっかりと手入れされていて、いつも本当に癒される。

風鈴祭りも始まり、風鈴の音でまた癒される。

今はちょうど蓮の花が咲き始めていて、幻想的で、優雅で、でも、レンコンって感じの綺麗な花を眺めることができる。

月次祭終了後はお神酒もいただける。
新潟のお酒だ。

なんて素敵な朝のスタート。

その後、近くの行きつけの喫茶店に寄り、トーストと珈琲をいただく。
すっかりお店の人とも仲良くなって、ゆっくり話しながら珈琲を楽しむ。
こういうなんでもない日常が、本当に幸せだなぁって感じる。

お昼は焼き魚ランチを食べる。
仕事は午後からなので、まだ時間がある。
お洋服をぶらぶら見ていて、ワンピースを衝動買い。

こんなに満喫して、ようやく午後からの勤務に向かう。

月曜だし、だいぶ気温も上がってきたので、少し仕事は忙しくなっている。
打ち合わせなども入っていて、バタバタとするけど、昔よりずっと、仕事も楽しめるようになった。
昔は言いたいことも言えなかったし、自分は役に立たないと思っていた。
でも、今は、
思ったことは言えるようになったし、疑問は聞けるようになった。
人と話すことが、それほど怖くなくなった。

仕事が終わったら、蒲原祭りに行く。

この前、よく行く飲み屋さんで教えてもらった蒲原祭り。
屋台の数が日本一?ということで、450店も出店するらしい。
3日間のお祭りで20万人が来場するという大きな祭り。

私が気になったのは、もちろん神事。
今年の農作物の豊凶を占う託宣があるというので、時間に合わせて神社に向かう。
出店の通りは人が多くて、身動きが取れないほど。
新潟に、こんなに人口がいたんだってびっくりするくらいの人混み。

神社の境内は、そこまでの人は多くなく、ちゃんと見学できそうだ。

時間ピッタリに神事が始まる。
神職の人がまずは、本殿でお参り。
宮司さんが、物々しく小さな箱を目線の高さで持っている。
神楽殿なのだろうか、一段高くなった場所で神事が行われる。
宮司の祝詞奏上後、いよいよ、占いの神事が始まる。

今年は、初の試みとして、インスタでライブ配信もあるそうで、目の前で神事が行われているものの、中の様子がよく見えそうなので、インスタも一緒に見ながら見学する。
祝詞の奏上中にインスタみるとか、不謹慎じゃないのか、ちょっと気にはなるが、大きなお祭りである、少しは許されるだろう。

付近には、カメラマンの人、記者のような人も何人かいる。
私のすぐ後ろにいた年配のカメラマンが、私の携帯画面を見て、これはライブ配信か?と聞いてきたので、少し見せてあげながら占い神事の行く末を見守る。

なにかバーテンダーが持っているようなシェイカーに似たものが、箱の中から出てきて、宮司はそれを振って、豊凶を占う。
いまいち何が出たら、どうで、どうなったら、何なのかさっぱりわからないが、神懸っている。

出たのは、
「五穀七分八分の作 風あり」
だった。
どういう意味なんだろう・・・。
でも悪くなさそう。豊作ってことかな。
風には注意って事なのかな。

見どころが終わったところで、さっきの年配のカメラマンに話しかけてみた。
これは、どういった神事なのか?と。
何が出たら、何がどうなって、結果がでるんですか?と。

そのカメラマンさんは、地元の人で、古くからこの占い神事を見ているそうだが、詳細は不明とのこと。
ただ、宮司さんに降りてくる、そうだ。
なんかわからんが、なんかすごい。
そして、新潟の歴史などを色々と語ってくれて、面白い話をたくさん聞かせてくれた。(←むしろ、そこをちゃんと書けやって思うよね?でも、するっと聞いちゃってさ、いい話だったな~ってなっちゃうのが、私の持ち味)

信濃川を隔てて、こっち側とあっち側で文化が違うとか、そんな事を聞かせてくれたかな。
私がさらっと、自分が新潟の人ではない事と、初めてこのお祭りに来たことをお伝えしたら、親切に色々教えてくれた。

しかし、初対面のオジサンから話を聞き出す技術は圧倒的に上がってきている。(その技術が必要かどうかは別として、よ)
オジサンが楽しそうに話をしてくれて、満足気に帰ってくれたら、私はそれが一番嬉しい。

神事が終わった後は、もう一度屋台の方に行こうかと思ったけど、人も多いし、結局、常連となったお店に行くことにした。

お店には、ご新規さんと常連さんがすでに飲んでいて、私はどちらも初めて会う人だったので、また色々とお話を聞かせてもらった。
世の中には、色々な職業の人がいて、色々な生き方がある。

以前は、「会話する」っていうのが、私にとっては8割が聞く事だと思っていた。
ずっと母の話を聞いていたからかもしれないけど、人と話すイコールその人の話を引き出す事、だと思っていた。
だから、私は人と話すのがあまり好きではなかった。
いつまで経っても、誰と話しても、私の話は聞いてもらえないと思い込んでいたし、聞く事、引き出す事が会話するという意味だと思っていたから。

私の話を聞いてくれる場所ができて、初めて、私は聞くのが好きで、聞くのが得意なのだと知った。

だからこうして、一日のうち、いろんな人と話せるのが、話を聞かせてもらえるのが、私にとっては幸せなんだ。

神社に行って、仕事もして、ランチして、買い物して、飲みに行く。
やってることは、昔から変わらないかもしれない。
でも、毎日、ちゃんと自分と繋がって、自分のやりたいことをしているという感覚が、今はある。
生きていると、ようやく実感できるようになってきたんだなぁ。

それでは、また。

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