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【自作インジケータ公開】値幅観測論やフィボナッチで意識されるポイントに自動で水平線を引いてくれるインジケータ【MT5】


こんにちは、ゆみねです。
フリーランスのエンジニアをやっています。

これが初のnote執筆になります。
これまではSNS等での情報発信をあまりしてこなかったのですが、試験的にnoteにてエンジニアやFXトレーダーとしての情報を発信していこうと思います。


さて、今回は私が実際に使っている自作インジケータを一つ公開したいと思います。

本業をこなしつつ、ほぼ毎日のように何かしらのインジケータやEAを開発しているため、自分で作ったインジケータ/EAはかなりの数がありますが、その中で実際に現在も利用しているのは3~4個です。

今回公開するインジケータはそのうちの一つで、「いつも自分がやっている分析を少し楽にしてくれるツール」です。

あくまでも「自分で行う分析を少し楽にしてくれる」だけで、決して「見えない何かが見える」ようなものではありませんし、「全て自動で分析をしてくれるもの」でもありませんので、誤解されないようお願い致します。
※ゆくゆくは全自動を目指してますが…。


※2020/11/07追記
このインジケータのバージョン2を公開中ですので、本記事を最後までお読み頂いた上で、以下の記事からバージョン2の方もご覧ください。

※2021/05/02追記
HDNの上位互換版であるFEDLAをTwitterフォロワー1000人記念で製作しておりますので、本記事を最後までお読み頂いた上で、以下の記事からご確認ください。(上記のHDNバージョン2の方もご覧頂くとよりスムーズです)



更新履歴

2020/08/17 - 初版 HDN v1.00 公開
2020/08/23 - HDN v1.01 公開
 →時間足を切り替えてもFEと水平線が消えないように修正
2020/11/07 - HDN v2.00 公開(別記事参照のこと
 →FEの設置方法を大幅に改修


このインジケータについて

このインジケータでは、フィボナッチエクスパンション(以下、FE)を手動で当てる事で、「値幅観測論」における各値(N値、E値、V値、NT値)と、フィボナッチ(161.8%, 261.8%, 361.8%を1波・2波基準で)による意識されるポイントをそれぞれ計算し、そのポイントに水平線を引いてくれます。
つまり、FEとFRを使った(主に逆張り向けの)分析をFE一つだけで行う事ができます

↓こんな感じです。

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色や太さ、表示するラインの表示/非表示はパラメータで調整可能です。

画像2


具体的な仕様を以下にまとめます。


機能

・FEの表示(ここで表示されたFEを使います)
・FE設置時に自動で各値に水平線を描画
・このインジケータで描画されたFEおよび各水平線の一括削除
・c点がa点とb点の間に無い場合、水平線のテキストに(!)が付く


パラメータ

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・○○値:色
 →対象の値で描画される水平線の色
・○○値:太さ
 →対象の値で描画される水平線の太さ(0にすると非表示になります)
・フィボナッチ(1波基準)
 →色と太さは上記「〇〇値」と同様
 →「1波基準」とは、フィボナッチリトレースメント(以下FR)での計算
 →「2波基準」とは、FEでの計算
  ※「0%」の基準をa点にするかc点にするかの差です(以下の図参照)

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・ボタン初期表示座標
 →FEの表示/非表示(削除)を行うためのボタン(テキスト)の表示座標


使い方

※2020/11/07追記
以下の使い方はバージョン2では大幅に変更されています。

1.インジケータを導入すると表示される画面右上のボタン(テキスト)をクリック

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2.最新のロウソク足から20本手前のロウソク足の間にFEが表示されます
 ※横一直線で表示されるのでわかりにくいかもしれません…

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3.表示されたFEをロウソク足に当てると水平線が描画されます。

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4.右上のボタンを再度クリックすると、このインジケータで描画したFEと水平線が全て消えます。
 ※手動で描画したFEや水平線には影響ありません。


注意事項

・MT5用のインジケータです。MT4ではご利用頂けないのでご注意ください。
・このインジケータはあくまでも値幅観測論やフィボナッチでの分析を補助するために私が個人利用を目的に作成したものです。無断転載、二次配布、販売等はご遠慮ください。もし、第三者でこのような事をされている方を見つけた場合、私までご一報頂けますと幸いです。(このnote記事を広めて頂く事は大歓迎です)
・この記事の情報やインジケータは利益を保証するものでも無ければ、投資助言や投資勧誘を行うものでもありません。この記事の情報やインジケータを使って生じたいかなる損害についても一切の責任を負いませんので、ご利用は全て自己責任でお願い致します。


よくある質問等

Q:インジケータってどうやって導入すれば良いの?
A:インジケータの導入方法は「MT5 インジケータ 導入」等のワードでググって頂けますと幸いです。わかりやすく解説しているサイトがたくさんあります。それでもわからなければ解説note書くので仰ってください。

Q:MT4用も作って欲しい
A:要望が多ければ検討しますが、私自身が普段はMT5しか利用していないため、今の所は考えておりません。
※2020/11/07追記 バージョン2ではMT4版も製作しております。

Q:FEってどう使うの?
A:FEの基本的な使い方に関しては各自でググって頂けますと幸いです。このあたりはこのインジケータのお話ではなく、MT5の基本的な使い方や、フィボナッチを利用した一般的なチャート分析手法のお話になりますので、本noteでは解説対象外とさせて頂いております。どうしてもわからないという声が多ければこちらも解説noteを書くので仰ってください。

Q:このインジケータをこういう風に改修してもらいたいんだけど?
A:内容によっては対応致しますので、ご連絡ください。

Q:不具合(バグ)見つけた!
A:直します。ご連絡ください。

Q:今後このインジケータをアップデートする予定はありますか?
A:自分で使っていく中で改善点が見つかれば都度改修し、こちらのnoteも更新するつもりでおりますが、あくまでも個人利用を目的として作ったものですので、自分で使わなくなった場合は放置される可能性もあります…ご了承ください。
※【2020/08/23 更新】 HDN v1.01 を公開しました
※【2020/11/07 更新】 HDN v2.00 を公開しました。(別記事

Q:HDNってどういう意味?
A:深い意味はありません。キーワードの頭文字を並べて10秒で付けた適当な名前です。ネーミングセンスはありません。

Q:時間足を切り替えてもFEや水平線が消えないようにして欲しい
A:これは個人的にも現在検討中の案ですので、改修した際には本noteとインジケータをそれぞれ更新します。お待ち下さい。
※【2020/08/23】 HDN v1.01 で対応しました

Q:複数のFEを引けるようにして欲しい
A:かなりごちゃごちゃしてしまうかと思いますので、今の所はそのように改修する予定はありません。一度FEを当てて水平線を確認後、その水平線の上から手動で水平線を引いてからFEを次のポイントに移して確認…という形でご利用頂ければ幸いです。

Q:フィボナッチ161.8%以外にも水平線を引きたい
A:これも悩みましたが、他の値に関してはMT5標準のFEやFRを使う形が良いかと考えております。あくまでもこのインジケータでは「重要なポイント(主に逆張りポイント)だけをサクッと確認できること」、「FEとFRを両方使わないと確認できないポイントをFE一つだけで確認できること」という点を最大の特徴としているため、ある程度絞って表示したい思いもあります。現在の261.8%、361.8%も正直必要か悩みましたが、それなりに意識されるポイントなので実装しました。実装を望む声が多ければ検討しますが、今の所はあまり前向きではありません…。


最後に

ここまで読んで頂いた方である程度のFX経験者であれば、「これ別にFRだけで同じ分析できるよね?」と思った方も多いと思いますが、仰る通りです。
私も普段は(少なくとも今現在は)FRをベースに使い、値幅観測論やフィボナッチでの分析を行っておりますが、1波を基準に測る場合と2波を基準に測る場合とでいちいちFRをコピーor移動したり水平線引いたりするちょっとの手間を簡略化するためにこのインジケータを開発しました。

FXは常に分析を行い続ける事が何より大切と考えており、このちょっとの手間でかかる数秒を短縮する事は、今後何年もFXトレードを続けていく事を考えると膨大な時間の節約に繋がり、その節約された時間を使ってまた新たなインジケータ/EAを開発する…そういうプラスの循環を常に意識しております。

そうやって効率化を極めた先には分析の全自動化、そしてエントリーの全自動化、いわゆるEAの開発へと繋がっていきます。

個人的には、自分で言うのもアレですが身も心もエンジニア脳なので、「FXでいくら稼いだか」よりも、「FXで勝てるインジケータ/EAを(技術的に)どう実装するか」の方が興味があり、常にインジケータ/EAの事ばかり考えています。
(そういうお話ができる方いれば、ぜひお話しましょう!)

どういうアプローチをするかでも変わりますが、おそらくしばらくは今回のような「分析を簡単にするツール」の開発をメインに行っていくと思いますので、面白そうなインジケータが完成したらまたnoteで公開したいと思います。


また、「こういうインジケータ/EAが欲しい!」というお話も承っております。(MT4/MT5どちらでも)
NDA(秘密保持契約)や業務委託契約書等を結ばせて頂く事を前提としておりますので、手法だけ盗んだり手法を勝手に公開するような事は一切ありません。
もちろんこのインジケータに関する質問等も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。


…なんやかんや堅苦しい文章で書きましたが、中身はシステム開発が趣味の普通のエンジニアなのでTwitterで仲良くしてもらえると嬉しいです!
以上、最後までお読み頂きありがとうございました!


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