『初恋』

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Twitterの私のTL上で物凄く評判になっていた初恋を観てきたよ。三池崇史監督映画は好きなのとそうでもないのの差が大きい。今回はどうかな~って思いつつ観てきたけど、好きなやつだった。よかった。

天涯孤独の青年葛城レオはボクサーとして活躍していて、期待のホープとして注目されている。ある日の試合で、負けるはずのない相手のパンチでダウン。病院で検査を受けた彼は脳腫瘍と診断され、余命も長くないと宣告されてしまう。面白いのが、余命宣告されたことより先に病気のせいで立てなかったと医師に確認して合点が行くところ。「それしかないから」って言う理由でボクシングをしているレオにとっては、ラッキーパンチでダウンしちゃうことの方が屈辱的なんだろうな。その後、ボクシングはできないとの医師の言葉で絶望しつつ歌舞伎町を歩いていて、たまたま耳に入った「助けて」の声で反射的に右ストレート繰り出すんだけど(予告のところ)、そこで一瞬で惚れてしまいましたよね。

色んな俳優さんがボクサーの役やってるけど、窪田正孝めちゃめちゃハマってた。元々脱いだら仕上がってるのは知ってたけど、昔より胸筋薄めでふくらはぎあたりに筋肉しっかりついてたのがボクサー体型っぽかった。あと、レオは絶対童貞だな!って勝手に認定したので、プラトニックな感じも良かったし。

評判通りベッキーも相当良くて。ああいう彼氏の前だと可愛くなっちゃう女は絶対に居て、一途過ぎるところも含めて物凄くリアルだった。あんな細っこい足なのに前蹴りが重そうで痛そうだったな。

染谷将太は相変わらず上手いな~って印象。はじめから食えないやつだと思ってたけど、もう撃たれてからは一緒に楽しくなっちゃって。ある意味幸せな奴だよな~って思った次第。

内野聖陽演じる昔がたきのヤクザも今の時代に逆行していて好きだった。内野さんはケンジで止まってたからギャップも凄かったな。欲を言えばもう少し村上淳との絡みも観たかったかも。ふたりのサイドストーリーも気になっちゃうな。


なんかダラダラ書きすぎちゃったけど、タイトル通りのキュンとくるラブストーリーだった。好きだなあ。抜群のタイミングでエンドロールに入るので余韻も凄い。


余談ですけど、ロビーでクソでかい声で喋ってたヤンキー女子2人組が、映画始まった途端静まり返って館内が明るくなるまで一言も喋らなかったのが嬉しかった。で、明るくなってからの第一声が『シビレたねー!!!』で、心の底から出たような素直な感想だったので、私も心の中で『マジでシビレた』って相槌を打ちました。いい子達だ。



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