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4月24日

今日は、インスタグラム・ライブを2つやった。朝(日本時間夜)は上海に暮らす日本人男性3人(山田明宏さん、佐々木真弥さん、梅田将明さん)と、そして夜(日本時間朝)はニュージーランドに暮らす四角大輔さんと。

いろんな場所で暮らしている人たちからリアルなコロナ生活について聞く、という企画であるが、「上海におもしろい男がいる」とtoeの山嵜廣和さん(やまちゃん)が紹介してくれたのが、梅田さんで、彼がお友達に声をかけてくれて初めて集団ライブというものをやることになった。

ちなみに中国はインスタは使えない。VPNを経由すれば使えるのだが、それも心配なので、フェイスタイムでつないで、それを私のiPhoneから流すというちょっとぶきっちょなやり方になった。

中国の人と話をしたい、と思ったのは、コロナ対策では先を行っているため、自分たちの未来を想像するのに役に立つと思ったのだ。彼らはもう会社にも行っていて、ホームパーティをすることも許されている。そういうことができるのは、個人に付帯するQRコードがあって、そこに健康情報が入っている。そして、健康であれば、そのQRコードでいろんなところに出入りすることができる。少しずつ外出もしているし、知り合いの店でご飯を食べたりはするが、出歩いている、という感じではないというので、まだまだ通常運転ではなさそうだ。それでも、3人が乾杯したり、肩を組んだりするのを見たら、羨ましい〜という言葉が出た。今、我慢すれば、こうやって友達と肩を組んだりできる日がくるのだ、と、希望が持てた。

上海で駐在中の山田さんは、離任が決まっていたが、後任者が入国できなくなったので、日本に帰れずにいる。7月には日本で子供が産まれるという。現時点では、日本に帰れるのかも、子供の出産に立ち会えるのかもわからない。それぞれの人に、それぞれのドラマがある。

中国が監視社会であることは自明の事実で、アメリカに住んでいると、それが恐ろしいことのようなイメージはあるのだが、こういうクライシスにおいては、それが力を発揮する。


デジタル社会のプライバシーはセンシティブな問題ではある一方で、携帯電話を持っていれば、多かれ少なかれ、結果的にプライバシーを放棄することにはなっているわけで、心理的な抵抗はあれど、このクライシスに直面すると「プライバシーなんて言っている場合じゃない」という現実は認めないわけにはいかない。あのフランスでさえ認めているのだ。

しかし、これは平時に戻った場合、どうなるのだ。それとも「平時」などと考えること自体がナンセンスなのだろうか。

ひとつわかったことは、上海の彼らは、少なくとも、今、ある程度の安心感を持って生活しているということだ。リアルな話はいつも想像していたのと違う。

夜は、ニュージーランドの四角大輔さんと。そもそもニュージーランドのことは、アーダーン首相がが就任してわりとすぐに出産して産休を取ったニュースで「へー」となってくらいだったので、最近のことしか知らないのだが、惚れ惚れするような決断力で国境を封鎖し、感染の拡大を食い止めた彼女のコロナ対策は羨ましいとしかいいようがない。

四角さんも話してくれたが、彼女の素晴らしさはその「共感力」にある。多様な社会を束ねるためには、必要な資質なのだろう。

四角さんは、ニュージーランドにいる間は、自給自足の生活をしていて、コロナウィルスが問題になる前から、仕事を減らすために、収入を減らすことにコミットしていたという。

この他、「ヒップな生活革命」の続きに絡めた話などもしたので、興味のある方は、見てみてください


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