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日記:5月19日 コロナ時代の抵抗運動

コロナ禍は、社会全体が変わる最大のチャンスで、逆に言えば、こんなことが起きているのに変われなかったらよっぽど終わっている、と思うのだが、それでもそういう展開になりかねない火種をいろんなところで見るにつけやきもきしている。相変わらず株式市場が活発なこともそうだし、ブルックリンの不動産売買がスーパーリッチ同士の取引によって史上最高高を記録したこともそうだ。OxfamがWHOの加盟国に呼びかけている世界共通のワクチン開発に、アメリカが参加しない意向を示しているという話もある。気がつけば、いつのまにか医療が国家安全保障問題のように扱われていて(日本政府は気がついていない様子だけれども)、おそらく国際的に取り組んだほうが近道だろうに、生産性を下げるエゴ競争、勘弁してほしい。

いろんな人たちがクライシスに乗じてちゃっかり儲けていることはさておき、良い兆候といえば、世界各地でアクティビズムがこれまで以上に活発になっていることだ。日本では、検察庁法の改正が見送りになったけれど、日本でこれだけ運動の手応えが具体的な成果(たとえ一時的にせよ)が出たことで、「どうせ何も変わらない」というメンタリティとおさらばして、引き続き声を出していきたい。

アメリカでも、11月の選挙、特に上院選にむけてデジタル選挙運動がかなり活発になってきた。前回の大統領選挙ではフェイクニュースに一方的にやられた感のある民主党サイドではあるが、いま、フェイスブックでトランプという検索語をかけるとトップの上位を占める率の高いmeme makerがいる。


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