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日記:5月6日 すべてのことに終わりがやってくる

予想通り、企業による破産法適用申請のニュースが出始めた。そして、近日中に、適用申請をするであろう企業の名前が取りざたされている。

大企業がバタバタと倒産していくと思うと、それなりにビッグ・ディールではあるし、従業員にとったら一大事であろうけれど、同時に、911同時多発テロ後の不況、リーマン・ショックの金融危機の様子を覚えているので、既視感がある。

「コロナの犠牲になった企業」というトーンの見出しがついていることもあるのだが、倒産の理由は必ずしもコロナウィルスには限定できない。ここに出ている企業の中には、バージン・オーストラリアのように、コロナウィルスによる打撃が明確なものもあるが、Jクルーやニーマン・マーカスなどは、コロナウィルス以前に経営が順調だったかというと決してそんなことはなく、もはや長期的な持続性のないビジネス・モデルの末期症状だったとも言える。

2020年はグレート・コンジャンクションの年だと言われてきたが、時代にそぐわないものがコロナとともに整理されていくのだろう。

こう書くと、他人事のように聞こえるかもしれないけれど、実際、自分の身にも、火の粉は降り掛かってきた。


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