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日記:5月4日 NY経済一部再開

買い物に街に出た。街と言っても、人口3万4000人の郊外の田舎街で、ショッピングモールに、スーパー、酒屋、ホームセンター、ドラッグストア、ダラーショップ、レストランが何軒かと、スタバがあるくらいの規模である。レストランの一部は、ロックダウンの最中も、テイクアウトの営業をしていたが、今日は、スタバが営業を再開していた。ようやく春の陽気がやってきた感もあって、人の姿が若干増えた気がする。そういえば、週末、州立公園の横を通ったら、駐車場は満杯だった。シティでも、ニューヨーカーたちの外出が問題になっていた。

ホームセンターに探していたものがなかったので、隣の街に行く。こちらはさらに人口が少なく8000人程度だ。個人経営の店に行くと、店主が「しばらく閉めてたんだけど、家にいるのも飽きちゃって」とぼやいている。だんだん、みんな、ロックダウンに疲れてきたのだろう。

クオモ知事が、経済再開に向けた、段階的計画を発表した。

けれど、この計画が前に進むには、数々の条件をクリアしなければならない。たとえば14日間にわたり、新規入院患者の数が減り続けるか、3日のスパンを見たときに、新規入院患者が平均15人を下回らなければならない。空き病床の数が少なくとも30%は確保されていなければならない。こうした前提条件が崩れた場合は、再び、ロックダウンの状況に戻ることになる。


週末、また強い風が吹いたことで、このあたりではまたたくさんの木が倒れたようで、車を走らせていると、何度か木の除去作業や道路の修復作業の横を通ったが、マスクをしている人も少ないし(やりづらいのはわかるけど)不安になる。

どれだけ自分たちが真面目に外出を控えていても、今の世の中の調子を見ていると、おそらく、セカンド・ウェーブ(第2の波)はやってくるのだろう。ロックダウンと解除を繰り返しながら、その間に、抗体検査やワクチンの開発を待つのだろう、というシナリオが、リアリティを持って迫ってきた。


<今日のおすすめ>

★2月に阿寒に見に行ったウタサ祭りのもようが公開されていました。


★Melancholy March by 植本一子

2月にいちこちゃんに会いたかったのに会いに行かなかった自分を呪っているのだが、私のインスタライブのことを書いてくれて、それだけで「登場したから」とPDFを送ってくれた。朝、受信箱に発見してそのまま一気に読み、最後は泣いていた。

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