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5月21日 ロックダウンによる空気汚染削減は本当か

ロックダウンの初期の頃に、こんなに空気がきれいになって山が見えるようになったよ、とか、動物たちがのびのびしてるよ、というレポートが多々出ていて、資本主義が強制的にブレーキをかけられているのだな、などとほっこりしていたのもつかの間、科学的なデータが出てくると、やっぱりことはそこまで単純ではないのだということがよくわかる。

数日前に出たNPRの記事のデータを見ると、これだけ大幅に経済活動が縮小しても、実際、オゾンのレベルがそこまで削減していないのである。このコロナによって偶発的に与えられた「実験」によってわかったことには、空気汚染はたしかに軽減しているが、だいたいの地域においては最大で15%程度しか減っておらず、ピッツバーグやヒューストンのようにエネルギーを生産している地域や、LAのように港町で大型トラックの交通量が多い地域では、軽減の幅はより小さい。

ということはやはり、道はクリーンエネルギーへの転換しかないということである。わかっちゃいたけど、コロナのおかげで、これまではあくまでも仮想でしかなかった「経済活動を縮小した場合」のシナリオの答えが出てしまった。

というわけで、AOCが提唱するグリーン・ニュー・ディールの有効性がますます高まるはずなのだが、現実の政治の世界ではなかなかそうはならない。保守派は「コロナのロックダウンを好きな人にはグリーン・ニュー・ディールがおすすめ」とロックダウンに不満な層をターゲットにしたネガティブ・キャンペーンを行っている。

ここからはパーソナルな日記。

今日は、坂口修一郎さんとインスタライブをした。

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