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日記:2月2日〜8日 東京・京都

*日記を7日分ずつアップしています。初月は無料です。

2月2日

 朝から気持ちのよい光が入ってきて、出かけたい欲に押されそうになりながら、2日間、二子玉川の蔦屋家電で行われた本屋博に立っているうちに、仕事やメールがごっそり溜まったので、家で淡々と消化することに。世の中は、コロナウィルスで大騒ぎで、自分も、過去2日間、何万人と人がやってくる場所に立っていたわりには、まだどこか遠くの世界のことのように感じていたのだけれど、そんなはずはないことはわかっている。気がつけば、じわじわと近くに迫っているような感。こういうことが起きるたびに、どこかにいる知らない天才(お医者さんとか科学者さんとか)が、ウルトラCな解決策を見つけ、世の中を救済してくれるのだというような妄想を持つのだが、我が国の対応を見ていると、おいおい、と素人でも突っ込みたくなるようなこと満載で、楽観的な気分にはとてもなれない。
 夜は、最近、LAに拠点を移して前より会うチャンスの減った女優のTAOちゃん、そしてメイクアップアーティストのSada Itoと、同窓会のような会合。渋谷のはずれにあるSadaくんが好きな福岡料理の店だという。実直に電車で行こう、と地下鉄に乗り、渋谷の喧騒を抜けるなかで、すれ違った人の数はどれくらいだろう? ウイルスが気中を飛んでいるのだとしたら、リスクはかなり高そうだ。それに対してできることは、健康と免疫を維持することくらいだろう。既往症を持っている人や老人が怯える気持ちを考えて、胸が痛くなる。
 ルイヴィトンの大阪の新店舗オープニングに出席するために日本に帰ってきているTAOちゃんが、「みてみて」とLVのオフィシャル・インスタ・アカウントを見せてくれる。日本のセレブ出席者の写真に、10件にひとつくらいの割合で、「Coronavirus」というコメントがついている(この手のコメントは、しばらく放置されていたが、その後、削除されたようです)。「They are Japanese!」と戦っている人もいるけれど、そういう問題でもないだろう。そういえば、Twitterに、オランダやイタリアにいる日本人観光客がランダムに「Corona!」と言われたというポストが流れてきたな。アメリカもそうなっているのだろうか、人種差別に遭ったりするのだろうか、と一瞬暗い気持ちになったのだが、アメリカを見ると、インフルエンザが蔓延していて、1万人超えと大量な死者が出ている。その割には、ニュースを見ていても、あまり大騒ぎになっている様子は見えない。


2月3日

 朝、歯医者の時間を間違えて1時間遅刻。迷惑をかけた。「いいんですよ」とスタッフのみんなが言ってくれるたびに、隠れたくなる。本当にごめんなさい。
 午後は、Findersというメディアに、マリファナ本「まじファナ」についてのインタビューを受けた。編集長の米田さんは、これまでいくつものメディアに関わってきた人だけれど、本を出すたびに取り上げてくれるのでありがたい存在である。
 「まじファナ」絡みで、マリファナの話をしていると、常に頭の中に、健康というものの存在がある。自分は、肉体が強い父親の遺伝子を受け継いだからか、持病なども持たずに生まれてきたが、大人になって、これがどんなにありがたいことか、じわじわとわかるようになってきた。特に、医療費がバカバカしく高いアメリカに住むうえで、体がなかなか壊れないということは貴重なことだ。それでも、たまに病院に行かなければならないことがある。月に700ドル以上の保険料を払っていても、診察を受けるたびに何百ドルかはかかる。病気にならないことが最大の防御なのである。
 アメリカの多くの州でマリファナが合法化されたことの背景には、この問題がある。てんかんの抑制や、末期がん患者やHIV患者の緩和ケアをはじめ、250以上の疾患に効果があると言われているが、それ以上に、免疫やホルモンを調整してくれるからウェルネス効果もある。そういうことが明るみになってきたから産業として爆発的に成長したのだ。
 私が子供の頃は、西洋のお薬は、なるべく摂らないほうがいい、という考え方が、まだあった。漢方などで治るのであれば、そちらのほうが良い、という考えが。今、そういう考え方で生きている人はすっかりマイノリティだ。「ガンは治るのよ」とか「糖尿病を治癒できる新薬ができたらしいよ」と人がカジュアルにいうのを聞くたびに複雑な気持ちになる。それは、自分が、過去に大きな怪我や病気をして、薬を呑むたびに、副作用を感じ、最終的には「薬を摂らないためには予防するしかない」という結論になったこともある。
 そういえば、うちの母は、正体不明の皮膚炎に長年苦しみ、いろんな病院をまわった結果、ステロイドしか効かないと思っていたようだが、ヘンプCBDのスキンクリームを実家に置いておいたら、それを使って、ステロイドを使わなくてよくなったという。さすがにこれには私も驚いた。


 夕方は、CBDの会社をやろうとしている人たちと面会した。Kさんは、長年ボディビルダーをやっていて、やはり肉体に支障をきたすようになって、体のことを考え直す中で、CBDに出会ったのだという。もうひとりのHさんは、植物の成分を判明させる会社に勤めていて、もうすぐインドに移住するのだという。
 そういえば、日本では、大麻は「ダメ、ゼッタイ」の中に入っているが、島津製作所が分析機器で注目されている。


 夜は、珍しく、eriと二人きりデート。夕方、そういえば夕食の予定がないなとeriに連絡したら、あちらも何もやっていなくて、ディナーを食べることになったのであった。今、本を一緒に作っているのはさておき、今日は久しぶりだったので、ただただ雑談をしていたような気がする。何を話したのか、覚えていないときがある。そういうときは、きっと楽しいときだ。

2月4日

 コロナウィルス問題で、日本とともに、感染者数で上位にいるタイが、インフルエンザ薬と抗HIV薬をミックスして、効果があったと発表したという記事を父が見せてくれた。



 最近のタイの医療の進歩が目覚ましい。メディカル・ツーリズムにも力を入れていこうと思っているのだろう。そういう話をすると「日本が援助してきたから」という人がけっこういる。特に私より年上の人たちが。タイに通っている人たちは、おそらくそれは日本の幻想だということに気がついている。私も、そんな一人である。日本のアジア諸国に対する上から目線は、おめでたいだけでなく、非生産的な妄想レベルになっており、そろそろ気がついたほうが良いと思う。



 特に、マリファナ政策のシフトを驚くべきスピードで成し遂げたことは、特質すべきことである。今月末に、その取材に行くつもりでいる。


 今日の仕事の一発目は、ビームスのオフィスにて。Pilgrimが京都にオープンするにあたり、その序文を書くという仕事がきた。オーナーのクリス・ジェンティールが東京にいるというので、ビームスのオフィスで聞き取りをした。アートディレクターは、Siunこと小酒井祥悟くん。何度か飲み屋などで人に紹介されたりしていたが、仕事で一緒になるのは初めてである。帰りに、Superiority Burgerに顔を出し、ブルックスが作ってくれたつまみを試食して、伊藤総研事務所に。ドイツに滞在中の若者から、仕事を手伝いたいというオファーがあって、グーグルハングアウトで顔合わせ。優しそうな子だった。
 夜は、伊藤総研と打ち合わせディナー。「楽しいのは、わかるよ、でももうちょっと創作の時間を確保したほうがいいんじゃない?」とのコメントされた。最近、とみに旅が増えている。日本の仕事も、プロジェクトも増え、日本に戻る頻度が多くなって、それで、腰を落ち着けて作るべきものが作れていないのではないかと心配してくれているのだ。とはいえ、日本でないとできあないものもある。今大改造が進行している歯医者の問題もある。レストランのプロジェクトにも手を出してしまった。いろいろ考えると、どうしても今のところは、隔月になってしまうのだ。確かにニューヨークで、自宅、仕事場、山の家と3箇所の家賃を払っていることを考えると、あほらしいとも言えるのだけれど。
 

2月5日

 タオちゃんとSuperiority Burgerで待ち合わせ。彼女が同級生たちと、SBでランチの約束をしていて、その前に、ちょっとコンピュータを見ながら相談したいことがあったので、前のりの約束をしていたのだった。そこにるいくん(島本塁)が迎えにきてくれた。二人でぱぱっとランチを食べて、羽根木のMame社における打ち合わせへ。これから、長いスパンでのプロジェクトが始まろうとしている。
 そのあと、ちょうど高知での暮らしから戻ってきたばかりのニキ・ローレケと待ち合わせ。田舎暮らしが好きで、環境意識も高いけれど、アーティストとしてのやる気も高いニキは、数年ごとに暮らす場所を変えている。今回は、「田舎暮らし、まだ早かったかな〜」と言っている。

 そんなことより、と、AIのキャラクターがインスタグラムでめっちゃ人気らしいんだけど、クリーピーじゃない?という話になった。AIキャラクターの人気者のアカウントのページを見せてもらった。人間のような感情アリのキャプションがリアルすぎてちょっと怖い(人間が書いているのだろうけれど)、そして、ファッション業界の私の友人たちも、けっこうフォローしている。ドヒャー。こういうの、私には関係ないって思えたらどんなにいいだろう。
 夜は、蜷川実花ちゃんちに遊びに行くことになっていた。みかちゃんがご飯を作ってくれるというので、おかずを持っていくことにしたのだが、渋谷にできたての商業施設で買っていくことに。普段、こういうことはほとんどしないのだが、ピカピカのファッションビルの中の、食料品売場に着いた途端に思い出した、こういう場所はプラ地獄なのだった、と。私がどれだけ罪悪感を感じたところで、こういう場所からプラを駆逐することはできないし、今日のような日には、結局買ってしまうわけなのだけれど、モヤモヤしまくる。お会計の際に、うっかりぼーっとして、ふたつほどプラスチックの袋に入れられてしまい、「袋いらないんで出してください」と袋から出してもらったのだが、レジの人が怪訝な顔をしている。袋に入れることも、入れられることも当たり前なのだろう。紀伊国屋さん、「袋に入れますか?」と一言聞いてくれるだけでずいぶん変わると思うのだけれど。
 みかちゃん邸で、子供たちとからみながらダラダラおしゃべり。小学生の長男が日本史にめちゃ詳しくて、私が知らなかったことをいろいろ教えてくれる。恐るべし小学生である。
 行き帰りでずっと聞いていたChasing Cosbyを聴き終えた。ビル・コスビーに脅されたりすかされたりしながら、屈しなかった女性たちの証言のダイジェスト版を聞いて、声のパワーとサウンドデザインの凄さを思い知る。ちなみにコスビーの裁判は、一度、hang juryで終わったが、その後、再審が行われて、有罪判決で終了した。コスビーは、今、服役中だ。
 声のパワーといえば、ビル・コスビーの被害者たちの声の推進によって、レイプの時効が長くなったケースもある。時効自体を廃止しようという声もある。少しずつだけれど、変革が起きているのだ。


 みかちゃんちを後に帰宅途中、ニューヨークからライターの友達から電話がかかってきた。自分が書いていない原稿が自分の名前で誌面に刷られていたとのこと。えー?えーーーーーー? それは怒るべき事態だし、普通に考えても廃刊になってもおかしくないレベルのスキャンダルである。そういえば、と、フリー&イージーというずいぶんいい加減な雑誌が、コピペで廃刊になったことを思い出した。


2月6日

 eriと、リトルモアの大嶺さんとNewportで打ち合わせ。eriがもうすぐ引っ越しをするビルが代々木公園にあるからなのだが、お酒のおいしいベジタリアン・カフェはお気に入りでもある。eriの本をこの半年くらいゆるゆると編集しており、一度、こんな形で、と、まとめたものに、私を含め、全員いまひとつピンと来なかったので、改めて体裁を変えることになった。長い長い話し合いと編集作業になるやと思っていたら、1時間ほどで解決。私が一度持ち帰って整理することになった。
 そのままNewportで、eriと野菜ばかりのご飯を食べた。合流すると言っていたムラカミカイエは仕事が遅くなりそうだというので、eriと二人で、友達のRyuzoくんが新しくオープンしたカフェ兼バーの開店記念パーティに行った。東京中のイケてる若者が集結しているように見えつつ、同年代、先輩たちもわんさか来ている。ハル(真木明子)とトレーナーで中高の後輩である内田あやちゃんもやってきて、にぎやかな展開になった。今、High Timesとのコラボを手伝わせてもらっているWackomariaのチームや、バンコクからたまたま来ているタイ人の友達とも再会できてハッピーな夜だった。

2月7日

 朝から母をSuperiority Burgerに連れていく。おいしいおいしいと喜んで食べてくれた。普段、母は私が書いているものをあまり読まない。昔、旅の記事を読んで、私の旅のスタイルに慄いていた。私の原稿を読むと、心配になってしまうのだという。だから、それ以外のプロジェクトを母に紹介できるのが嬉しい。SBはパンクロックなヴィーガン・バーガーショップなので、母にピンとくるだろうかと心配していたが、喜んでくれた。
 そういえば、Superiority Burgerのことを、カーサ・ブルータスで取り上げてくれた。ありがたいことである。


 夕方から行こうと思っていたイベントも原宿なので、伊藤総研事務所で作業をすることにした。SBからは歩いて8分くらい。こういう縁で、最近は、原宿で過ごす時間が増えた。
 今日は、#こんにちは未来 の公開収録イベントの日なのだが、夕方、ビームスのギャラリーで、ニューヨークの友人で、UFO907という名義のグラフィティアーティストをやっているジェームスがイベントをやっている。そろそろ終業かな?という時間だったので、伊藤事務所のスタッフのるいちゃんに、「よかったら行く?」と声をかける。彼女は、ニューヨークにインターンをしに来てくれたことがあって、その後、伊藤事務所に志願して、就職した。
 ビームスのショップの3階にあるギャラリーに着くと、UFO907の作品が、小さいものから大きいものまで、大量に壁に飾られている。そして、トレードマークであるタグが、フィギュアやTシャツになっている。ビールをもらい、ジェームスに挨拶する。グラフィティのアーティストなので(違法行為をしてきたから)、基本顔出しはNGなのだが、ファンたちがバンバン写真を撮っている。大丈夫なのか。


 ジェームスとは、2010年頃、時代に反して不器用に物を作るアーティストたちのインタビュー集を出そうとしていた頃に知り合った。別のアーティストのスタジオに行ったら、「こいつ、すごいんだよ」と紹介された。その頃も「グラフィティの人生を選択したから、何があってもやめることはできない」と言っていた。不器用、というタイトルをつけようと思っていたインタビュー集は、松本弦人さんがやっていた天然文庫から出るということで、ゲラまでできたところで、天然文庫が終了して、立ち消えになった。最後、ほとんど連絡もなかったと思う。甘酸っぱい、失敗の思い出である。とても思い入れのあるプロジェクトだったけれど、結果的に自分の最初の本が別のものだったことは、きっと運命だったのだろう。
 ジェームスの作品ハンドステッチの長袖Tシャツを買ってしまった。何かを買うたびに言い訳をすることを、るいちゃんに指摘される。私が現れたことに思いのほか喜ぶジェームスを後に、渋谷へ。
 向かったのは、#こんにちは未来 の公開収録の会場であるSPBS。収容人数30人くらいと思っていたのだが、今回は60人以上の応募があった。わかさんが「昼寝できなかったから調子が悪い」とぼやいている。普段のトーク以上に、公開収録は「ちゃんとやらないと!」という気持ちでいるのだが、わかさんは通常運転である。
 トークを終えて荷物を片付けているときに、社長の福井さんの姿が見えた。福井さんは、パーキンソン病を患っている。そうなってから、メッセでのやり取りはたびたびあったものの、お会いするのは初めてだった。マリファナは、パーキンソンにも効果があると言われている。CBDの話をして、退場。


 軽く打ち上げをしたあと、しゅんくんの家にちらりと寄って、少し、相談をして、深夜に帰宅。長い1日。くたくただ。

2月8日

 朝方、母親とともに家を出る。母は、岐阜で行われる法事へ。私は、新大阪へ。法事には参加するつもりでいたのだが、岐阜のお寺は私が想像していたよりずっと遠く、母が「あなたはいいわよ」と言ってくれたのだった。
 フォトグラファーで帰省中の前田直子ちゃんと梅田の駅で待ち合わせ。駅で待ち合わせれば良いか、と簡単に考えていたのだが、梅田の駅は想像より大きく、互いを見つけるのに15分くらいかかった。お好み焼きのランチをして、亀石倫子さんの事務所へ。
 ずっとニューヨークでやってきた「戦う女性たち」を取り上げるNumeroの連載で、今回は、日本で一本撮ろうと思ったときに、考えたのが、亀石倫子さんだった。選挙のときに演説を見て、感動し、いつか会ってみたいと思っていた。TwitterでつながっていたのでDMすると、なんと「ピンヒールははかない」を読んでくれていて、私のことも知っていてくれた。
 夕方からのイベントで京都に行くまでの短い時間、北海道から東京に出て「挫折」を経験し、北海道に戻って働き、そのあと大阪に出てきて8年かけて司法試験に合格し、弁護士になって・・・という、彼女の人生の話を聞いていたら、あまりに面白くて、あっという間に時間が過ぎてしまった。あまりに面白かったので、NUMEROに掲載されたあと、noteにアップしようと決めた。ひとりひとりにそれぞれの戦いがある。そして、そういう戦いに勇気を得ている。
 あせあせとぎりぎりのタイミングで京都に向かったのに、電車を乗り過ごして、会場のHotel Nodeにタクシーで。主催者のゆうくんが、ホテルの前で待っていてくれた。イベント前のマイクチェックは終わっており、関係者で軽くご飯を食べに行く車に飛び乗る展開に。遅刻常習犯、また人様に迷惑をかけている。
 今回のイベントは、もともと、Ryuzo氏を通じて、彼の後輩から、京都でトークをできないかと打診があったのが、数ヶ月前のこと。佛教大学の山本奈央先生をトークの相手に提案したら、そのあと、Keita Maruyamaさんが参加してくれることになって、司会に編集者の石野亜童が入ってくれて、あれよあれよとなんだか豪勢なイベントになった。Keitaさんとは共通の友達も多く、はじめまして、であることが嘘のようである。赤垣屋という、なかなか予約の取れない店の座敷を用意してくれていた。Ryuzoくんが、推薦してくれたようである。
 食事のときに、藤井浩人さんを紹介された。これまで存じ上げなかったのだが、このストーリーを読んで驚愕した。


 大麻関係で、逮捕された人のストーリーなども聞くチャンスが多いのだが、日本の検察は本当に闇が深い。犯人だと決めつけて、正当な手続きを踏まないことだってザラだ。国連などからたびたび文句を言われているのは、そのせいだ。
 トークには、160人近くの人が来てくれた。京都のイベントでは、いつも集客に苦労するのだけれど、驚くべき快挙である。亀石倫子さんも来てくれた。保護観察の教官が来てくれて、自己紹介をしてくれた。国の大麻政策がおかしいと思っている人は、みんなが思うより多いのだ。
 そういえば、こんな事件も、意外と知られていない。完全に違法行為である。



 夜は、せくめと京都店で打ち上げ。一方で、電話にメッセが次々と入る。ニューヨークで、仕事がらみの揉め事が起きている。揉め事の間に挟まれ、「今話せないか」としつこい。今日は、イベントをやって、お酒も入っているし、明日にしてほしいとお願いして、なんとか解放される。

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