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Inner Sakumag アーカイブ

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2019年から2020年の終わりまでの期間に書いたセルフケア、セルフケア、人生修業をテーマにしたマガジンのアーカイブです。
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2019年4月の記事一覧

オーガナイズ・マイ・ライフ

夢のクローゼットを手に入れた。 ことの起こりは、水道が詰まって、ネイバーのハラルドが見に来てくれたときのことだ。ウォーキング・クローゼットと化した一部屋を見て、「クローゼット、作ってあげようか?」と言ったのだ。マジか!  その部屋は、かつて寝室として使っていたのだが、去年の今頃、天井が落ちるという事件があったのを機に、ベッドを別の部屋に動かし、それ以降は、衣類などを置き、着替えたりする場所として使っていた。要は物置になっていたということだ。収納が少ないのを補うための家

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母のようなゲイ男子

ニューヨークに戻って最初の業務日は、インタビューとスタジオ・ビジットを二つ予定していて、ダンボ、ネイビーヤード、そしてハドソンヤードと、ずいぶんたくさんの距離を移動した。 最初のインタビューをセットアップしてくれたアーティストのマネジャーのMが、「もうひとり紹介したいアーティストがいる」と提案してきたので、その相手に会ってみることになったのだ。Mとは広報の会社に属していた時代からの知り合いで、今はフリーでアーティストなどの広報をやっている。彼が紹介してくるものが、ことごとく

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ニューヨークで生き残るために

ニューヨークという場所は、自分にとっては、いつしかリラックスできる「ホーム」になったわけれど、世の中的には、物価のめちゃ高いタフな街、ということになっている。実際それは間違っていなくて、とにかく物価が高いし、競争も激しい場所だから、生き残るのはもちろんなかなか簡単ではないのだけれど、今も私がそこで暮らすことができているのは、何人かの天使に出会ったからということにほかならない。その最たるものは、私が払える範囲の決して高いと言えない家賃で、ブルックリンのアパートと山の家を貸してく

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Unlearnのすゝめ

最近、大人たちにとって、unlearn(知っていることを捨てる)ことがどれだけ必要か、ということについて考えている。 最近、初めて、ワークショップというものを教える機会を得た。The Tokyo Art Book Fairでzineを出展するのと同時に、何かやりませんかと言われたので、受講者と一緒にzineを作る、ということに挑戦してみようと思ったのだた。自分はレイアウトの専門家でもなければ、zineの専門家でもない。そんな私が、何を教えてあげられるだろう? 授業ではなく、

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