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Inner Sakumag アーカイブ

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2019年から2020年の終わりまでの期間に書いたセルフケア、セルフケア、人生修業をテーマにしたマガジンのアーカイブです。
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記事一覧

セルフケア/セルフラブ(2020年振り返り)

このところ、2020年を振り返る、という作業を自分の頭の中でやったり、今年書いたものを読み直したりしているのだが、今年の最大のテーマのひとつに、セルフケアとセルフラブというものがあった。 疫病とクライシスを乗り切るためには精神力が必要だと気がついたときに、こんなときに使えるツールはなんだっけと、自分のセルフケアの道具箱を探り、動じない自分を作るためのずいぶん意識を使った気がする。

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泣くことができない

泣く、ということがとにかく苦手だ。 いざ泣いてしまうと、楽になることはわかっているのだけれど、その前に冷静に状況を分析してしまう。だいたい、冷静に計算すると「大丈夫、泣かなくてよし」という結論になる。だから、なかなか涙が出ない。 父が病気になった。普段、家族のことを書くときには、「書いていい?」と確認するようにしているのだが、今はそれを確認できないので、詳しく書くことはやめておく。ただ、けっこう難しい病気だということは確かだ。

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自分にズレがない状態

この8週間ほど受講していた非暴力コミュニケーションのワークショップで使われる教材に、「人間が人生に求めるもの」のリストがある。選択、独立、表現、空間、需要、所属の感覚、親密性、同情、友情、共感、安定、支援、理解、挑戦、貢献、創造性、発見・・・・・リストはまだ続く。 このリストの中に「integration(統合)」という言葉を見つけた。そういえば、このワークショップで知り合った人が、最近の自分の気持ちのことをintergratedと表現していたな、とその言葉の意味について考

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続・自己否定しない

この7週間ほど、非暴力コミュニケーションのオンラインのクラスを受講している。私が取っているのは「ディスカバリー」と呼ばれる、めっちゃ初心者向けのエンパシー実践のトレーニングをする授業である。 数分間という短い時間で相手の話を聞き、そこにどういう感情があるのかを読もうとする。20人くらいの人数で構成されるクラスなのだが、毎週、次のクラスまでの間に、クラスメートとエンパシーの実践のセッションを持つという宿題が出る。何度かやってみてわかったのだが、トラウマの被害者に向き合ったり、

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セルフラブのこと3(自己否定しない)

自己肯定感が確立できている人は強いな、といつも思う。他人の評価や承認に依存しなくても成立する、ということは本当に強い。 ここしばらくセルフラブについて考える中で、自分を肯定するって、どういうことなんだろう、どうすればできるようになるのだろうか、ということを考えている。 ひとつ思い当たるのは、自己を肯定するということは、自分を否定しないということから始まるということだ。 これがなかなか難しい。

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心配ごとができたとき〜人生というカードゲーム

今週の前半、同居人に、友人Sからコロナ陽性の連絡があった。その数日前に、車に同乗したという。マスクはしていたし、窓も開けていた。とはいえ、3時間以上、同じクルマに乗っていた。 Sは、ここから北に2時間ほど行ったところに家を持っていて、ニューヨーク・シティと往復しながら、友人たちの助けを借りて改装を進めている。友達とはいえお金はもらえるし、自分のタイミングで行けばいい楽な仕事なので、同居人は、時間があるときにちょくちょくそちらに行っており、私も2度に1度は同行していたのだが、

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10月14日 世界は無数の闘いでできている

(今日の日記は、InnerSakumagにもシェアしています) 最近、毎朝10時前後(日本時間23時)、インスタグラムでライブをするようになった。思いつきだったのだが、朝起きて、少し話をすることが、瞑想のような効果を与えてくれている。不思議なものだ。 今朝は、その前に、早起きして、始まったばかりのプロジェクトの打ち合わせを2時間ばかりやった。活発なディスカッションのなか、方向性の輪郭がだんだん定まっていく、という時間を過ごしたら、自分の体にエネルギーが漲るのを感じた。

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セルフラブのこと2

先日、セルフラブのことを書きましたが、たまたまその直後、インスタライブをやったときに「自愛ができません」という質問というかコメントをいただきました。 セルフラブだよ〜、といつも人に言っているけれど、いきなり「自分を愛そう」って言われても難しいよなあ。 どこから手をつければいいのか考えようとしたのだが、急にどっかから手をつけられるようなもんでもなかった。 結局のところ、その答えは、「許す」ということにあるのだと思う。

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セルフラブのこと

ときどき、ひっくり返りそうなホラーストーリーを聞くことがあります。 今日聞いたのは、あるカップルの話なのだが、彼のほうに、彼女にしてほしくないことがいっぱいある。そしてそれは。食べ方とか、生活習慣とかに関してなのだが、要は「僕の妻にはこうであってほしい」ということが、「彼女がしてはいけないこと」ということにルールになっているらしい。 そういう世界がまだあるのか、、、、ということは、ツイッターなどを見ていて(炎上したこともあるし)理解できるのだが、そういうことが自分と意外と

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9月15日 日常的なレイシズム/非暴力コミュニケーション/ジャッジメント/セラピー

もう何年も会っていない友人からTwitterでDMが来た。もう10年くらい前だっただろうか。イギリス人で、トルコに魅せられて移住し、BBCの特派員をやっていた頃に知り合い、その後、小説を書いて発表した・・・というのが最後に聞いた消息だった。 そんな彼女が短編の映画を送ってきた。テーマは、#everydayracism つまり日常的なレイシズムである。コミカルに描かれてはいるけれど、日々、世界中で起きているだろう、covert racismを捉えている。見ているだけで実世界の

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私流ストレス対処法

ストレスの元となるニュースばかりが続く今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか。 芸能人の大麻所持逮捕によって、この何日か、クソリプから始まるTwitterのやり取りが何度か続いたりもしたのだが、実は、こういうことは大したストレスにならない。自分の思いをはっきり口に出しているからだ。 が、世の中で起きていることを見ているのはストレスだ。大坂なおみさんに差別やお門違いの上から目線のリプがつくことにはがっかりはせども、まあ驚きはなくて、けれども、同じタイプの人たちが、西海岸の

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9月7日 自分の家にレイシズムがやってきたとき

*このポストは、Dailyのために書いたものですが、メンタルセイフティと関係のある話でもあるので、InnerSakumagにもポストします。 昨日のポストに書いたように、週末は来客があった。同居人の古い友人P(白人女性)と、その恋人E(メキシコ人)である。

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メンタルセイフティについて考える 2 家族編

先日のポストには、「メンタルセイフティについて考える」というタイトルを付けたけれど、言いたかったことは「自分の精神状態を優先して、友達と別れても良いんだよ」ということだったと思う。書いたあとにもずっとそのことを考えていて、インスタのストーリーに「友達や家族と別れたり、距離を置いてもいい」という趣旨のことを英語で書いたら、普段以上にたくさんのDMを頂いた。

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メンタルセイフティについて考える

もともと苦手だったFacebookがますます右派のフェイクニュース製造の温床になっている実情を目の当たりにして、オエっとなっているときに、アクティビストの友人にメッセージして、「Facebookのことってどう考えてる?」と聞いてみたところ、「告知ツールとしての意味合いもあるし、アカウントをキープしながらエンゲージするという手もあるけれど、自分のメンタルセイフティに良くないと思うんだったらおやすみしてよし」という返事だった。 以来、自分が日々、活動するにおいて、メンタルセイフ

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