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ひつじの履歴書

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履歴書シリーズをこちらにまとめました!ひつじ製菓の店主「にしやまゆみこ」の自伝。製菓専門学校~パティシエ人生のその時々を小説風に綴っています。
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2018年5月の記事一覧

履歴書④ ひつじに訪れた転機・・・

スナックのバイトはずっと続けながらも、昼間のバイトは相変わらず転々としていた私ですが、やっと念願のおしゃれなカフェで働ける事になりました。そのお店に入った事が色々な意味で今後の運命を大きく左右する事になりました。良くも悪くも。。。。いや、良かったと思います。 念願のお洒落なカフェで働く事になった私はずっと、お洒落なカフェで働いてみたかった。勉強とか向上心とかそういう前向きな意味ではなく、ただ表面的な素敵さに憧れていた。そのお店は求人雑誌で見つけた。鴨川沿いにあるとても素敵な

履歴書③ひつじ、スナックでバイトをする

といっても鳥取の田舎から出てきて、専門学校に行っただけで水商売なんてもちろんした事もなく、スナックとキャバクラの違いもあまりよく分かっていなかった為、かなり不安で時給が安い所なら変な事はさせられないだろうと思い、時給1000円のお店を選んだ。今思っても一応水商売で1000円は安すぎだろう!と思うが。。。 面接の当日お店の場所がはっきり分からなかった為、お店の方と近くで待ち合わせをしていた。どきどきしながら待ち合わせ場所で待っていると40代くらいで細見の眼鏡をかけ家庭用のエプ

履歴書②ひつじ、フリーターになる

今から20年前、私が20歳のころは「フリーター」という立ち位置は世間では、まだまだ肩身の狭い物だったように思います。少なくとも私はそう感じていました。「フリーターです」とは恥ずかしくて堂々と言えなかったような記憶もあります。2018年の現在、私の中でフリーターは最強なイメージで本当に頼もしい時代になったな~と感じています。 前回の「ひつじ専門学校へ行く」でも書いた通り、友人たちがみな就職という選択をする中、私はフリーターという道を選びました。そして20年前、フリーターになる

ひつじの履歴書①~専門学校編~

こんにちは。にしやまです。ありがたい事にコメントにいくつかリクエストを頂きましたので、2015年にひつじ製菓を開業するまで、私が何をしてきたのか「ひつじの履歴書」と題して書いてみようと思います。はじめに言っておきますが、これを読んでしまったらきっと皆さんがひつじ製菓に対して思っている色々なファンタジーな部分が打ち砕かれる事と思います。ひつじ製菓のイメージを崩したくない方には読む事をおすすめしません!そして、書かれている事はお菓子と関係ない事がほとんどです。しかし、これからお菓