[ライターとはどんな人なのか] 第10期京都ライター塾(動画視聴コース)Vol.1レポート

江角悠子さんの京都ライター塾、第10期がいよいよ始まりました。
以下、講座動画の内容をまとめたレポートです。


◇導入


冒頭、あいさつに続いて
全部で6回にわたる講義後の課題
「おおむね1000~3000字を目安にレポートを書き、発信する」の説明。

これによって以下のことを体験する。

・自分の言葉でアウトプットをする。
・記事を書くことを前提に、主体的にしっかり聞く。
・ノートにメモを取りながら人の話を聞く。

「メモを取りながら話を聞く」は
取材先によってはICレコーダーなどを使って録音できない場所もあるので
手書きで記録を残す技術は必須。

続いて、2人すつペアになって他己紹介。
こちらも、相手の話を聞き、第三者に伝える練習となる。



◇「書ける」は武器になる


たとえ書くことが本業にならなくても、
自分の思いを言語化できるようになれば、どんな仕事にも役立つ。
仕事だけでなく、人生にプラスになる。

書く分野は多種多様

ライターの活躍分野は多岐におよぶ。

例えば
・美容ライター
・映画ライター
・グルメライター
・旅ライター
・スイーツライター
・あんこライター
・パンダライター
・文房具ライター など。

自分の「好き」を知って、突き詰めれば
他の人との差別化ができ、武器になる。

ただ、自分の「好き」や得意なジャンルが
今はまだわからなくてもOK。
書きながら自分自身の方向性を発見する場合もあるし、
人に指摘されて初めて知る場合もある。



◇ライターに必要な素質、能力


ライターとして持っていたい素質、能力は以下の3点。

・伝えたい情熱
・自分のためではなく読者のために伝わる文章を書く力
・人の話が聞け、理解するコミュニケーション能力

ライターの役割は
「読者に情報を伝えること」
美しい文章よりも、伝わりやすい文章の方が大事。
自分のために書く、自己表現のために書く、ではなく
相手のために、書く。



◇ライターの仕事の進め方


依頼を受け、契約を交わし、取材、執筆、確認作業を経て納品、
入金確認までの流れを、順を追って説明。
特に予算、取材にかかる拘束時間、
入金のタイミング(翌月支払いなのか、翌々月になるのか)は
トラブルを未然に防ぐため、個人で仕事を行う際には特にあいまいにせず、必ず明確にしておく。



◇ライターとして何を書いて伝えたいのか


ライターとして何を伝えたいのか、を知ることで
自分の立ち位置をしっかり把握し、仕事を続けていく上での信念となる。
仕事に忙殺されたり、自分を見失ったりすることなく
幸せに仕事をしていける。

ここでいう幸せとは
「自分のやりたいことを実現すること」を指す。

自分のやりたいことを知り、
それが仕事になれば一番幸せだろう。

その、自分のやりたいことを見出すために
このライター塾名物「自己分析」を行う。

毎回の受講生に人気だというこの取り組みは

フリーライターのマツオカミキさんが制作、販売している
「自己分析ノート」を使用しながら
自分自身を掘り下げていく、というもの。


マツオカミキさんのnoteはこちら。


マツオカミキさんの「自己分析ノート」についてのブログ記事はこちら。


「自己分析ノート」が購入できるのはこちら。


ライター塾の受講生に投げかけられた質問は
「3か月後になっていたい自分は?」

この回答は漠然とした内容ではなく、
具体的な頻度、数字、媒体、収入の金額などを書くこと。
後日、達成したかどうか判断する材料をあらかじめ設定しておく。



◇ライター志望者へのアドバイス

屋号、ビジネスネームの重要性


クライアントに選ばれやすいように、戦略的に付ける。
フォーマルな記事を書くのであれば本名に近しいものに、
グルメ、エンタメ系であればインパクトのあるネームで差別化を図る。


書きたくても書けない人への助言

・私なんかが書いていいの?
→「私」にしか書けないことがある

その人が直接見たり聞いたり、感じたことは、その人にしか書けない
=書く意味のある記事になる。
逆に、公式サイトをそのまま書き写したような記事は求められない。

・私よりもっと詳しい人がいるはずだ
  →自分が今いる場所までの道のりは伝えられる

その道のベテラン、先輩がいるのは当たり前。
だが、「現在」を生きている自分が感じること、体験していること、
使っているツールや媒体手段は旬である。
自分よりはるか遠くにいる先生、より
少し先を行く存在から知りたい、学びたいというニーズはある。

・まわりになんて思われるか怖い
  →自分が思っているほど読まれていない

まず、書くのはたった一人の読者、すなわち自分のためでいい。

・間違ったことを書くのが怖い
  →正しい情報を適切にリサーチする

公式HPを確認する、取材先にあらかじめ了承を得るなどをして
トラブルを防ぐ努力をする。

・他の人と意見が違うことが怖い
  →書き方には注意が必要だが、どんな意見であっても持っていい

文章を書くということは、意見を示すこと。
どんな意見、気持ちを持つかはその人の自由であるので
まずは自分の感情を否定しないように努める。

自分を抑圧している原因は何かを見つめると
解決に至るケースがある。



◇情報発信のメリット


1,考える習慣がつく
2,自分が何を考えているかが分かる
3,知識が定着する
4,書くことを前提にするので、聞き方が変わり、いい情報が得られる
5,書くことを前提にするので、物事のいいところを見る視点が養われる
6,自分の人となりを知ってもらうことで仕事を受けやすくなる
7、似た感覚の人が集まってくるので、
    ストレスの少ない人間関係が構築されやすい
8,応援してくれる強力な助けが得られる
9,思いがけない、いろいろなチャンスが巡ってくる



◇ライターに近づくために


自分から発信し、アウトプットすることにはたくさんのメリットがあるので、まずは書くことを習慣づける。
note、X、Instagram、Facebookの専用コミュニティ内でも構わないので
毎日、発信する機会を設ける。



Vol.2の動画は約2週間後に配信される予定。

そこでは媒体に合わせた、具体的な原稿の書き方をレクチャーしていただけるようなので

こちらもとても楽しみにしている。

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