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和食は文化 の本を読む

食事はひとりでー。
だから食後は本を読むことにした。

いま読んでいるのは「英国一家、日本食を食べる」(マイケル・ブース著)。一家4人で来日し、北から南まで日本食を食べ歩く、食の冒険物語だ。

この本を知ったのは、テレビ番組で、「和食」がユネスコの無形文化財に登録されたときの様々なエピソードを紹介していて、その中の1パートでこの本を取り上げていたから。

外国人ならではの感性と言葉で綴られる日本の食と文化は、新鮮で楽しく、電車の中で読んでいて笑ってしまうこともある。

本の内容はさておき、先のテレビ番組で強く印象に残ったエピソードがあった。それは「和食」を無形文化財として申請した書面の中に「ほとんどすべての日本人が、正月に雑煮を食べる。それは間違いなく和食が日本の文化であることの証である」といった趣旨の説明がされていて、それが審査員の心を大きくゆさぶったということだった。

何気なく食べ続けてきた雑煮。だけどそれを上空1万メートルから見下ろしたら、南北に細長い日本中が雑煮を食べている。ダイナミックな展開に私も心を揺さぶられた。

そんな感動の余波に浸りながら、この本を興味深く読んでみたいと思っている。

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