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[TeaTime #4]どうやってイギリスで就職できたの?(就活始める前編)

2008年9月修士論文を提出してから、就職活動を本格的に始めた。

2008年の7月ごろからロンドンにあるJAC Recruitmentに連絡し履歴書を出しコンサル(無料)をしてもらっていた。

大学卒業後9年間ある日系金融機関に勤務した。その経験を含む私の履歴書を見た担当者から「この履歴書なら日系企業の仕事はあるでしょう」と心強い言葉を頂いていた。

しかし、2008年9月リーマンショックで話が変わった。突然の不況(日本の91年のバブル崩壊を思い出した)。

そんな時、同じ大学寮に住んでいたイギリス人男性(寮友)との何げない会話、

私「卒業後どうするの?」

寮友「ドバイに戻って就職する。君は?」(彼は修士前ドバイで働いていた)

私「ロンドンの日系企業に応募しようと思っている。」

寮友「そうなんだ。でも日系企業だけでなく、イギリスの企業や組織を考えてもいいんしゃない?

この言葉を聞いた後、「彼は私の英語力を理解してそんなことを言っているのだろうか?英語が第一言語の人たちに就職活動で勝てるの?」と心の中で思った。

でも良いのか悪いのか「(何の根拠もないのに)できるかもしれない!と強い思い込みができて、すぐ行動してしまう」私はそんな性格の持ち主なのだ。(この性格は9年間働いた会社を突然退職したり(同期たちはまだその会社で働いている)、40歳で大学院進学をしたりしたことにも現れている)

寮友の何気ない言葉で「ちょっと待てよ、ゆみこ!ロンドンの日系企業で働くのは貴方が本当にそうしたいの?」と立ち止まった。

34歳の時、親友の助けのお陰げ「金融業会」から「教育業界」に転職した。そしてこう思えることができた。

「教育業界で子供たちの成長に関われるのは私にとって最高の仕事。生涯の仕事にしたい」

と生涯やって行きたい仕事に出会うことができた。親友は「私の命(幸福)の恩人」だ。

そう思えて、イギリスまで来て「応用言語学の第二言語習得」の勉強までしたのに、どうして又「金融業界」に戻るの?その仕事は貴方がしたい仕事なの?イギリスで日系企業って楽に走っていない?そんなんだったら、日本に帰国して、もう一度教育業界で就職活動を頑張った方がいいんじゃない?

と数日葛藤して決めた!

「イギリスの教育業界で挑戦してみよう!」

いったん決断したらもう早い。後ろを振り返らないで、ただただ前を見て「猪突猛進」で進む!

その日のうちに、全く知らない土地(現在住んでいる街)に移ると決意し、住む場所も見学することなしで決めた。それを聞いた修士院友やローカル友はかなり驚いていたけど応援してくれた。

決断した2週間後大学寮を退寮しないといけなく、ダンポール1個(節約のため)をその転居先に送り、かなりの大荷物を抱えて、私は一人その街へ行く列車に乗り込んだ。


冒頭の写真:「未知の世界」へ飛び立つのは怖い。でも行くべき道だったら道は開く。もし道が開かなかったら、また別の道がある。世界は広い。今までの経験からそう思うし、この価値観で生きている。


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