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もし、楊貴妃に花を贈るとしたら。 #いけばな妄想

楊貴妃といえば、世界三大美女のひとり。
もし、楊貴妃に花を贈るとしたらどんな花を贈りたいだろう?

…なんて。
こんなことを考え始めたキッカケは、
先日、トルコギキョウとビオウヤナギをいけたから。

ビオウヤナギは、6〜7月がまさに旬。
結構、道端にも咲いていて、ふわふわした可憐な枝に、結構主張のある黄色い花を咲かせる。
(↓黄色い花がビオウヤナギ)

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このビオウヤナギ、別名「美女柳」とも言われると聞いて、思ったこと。

美女柳かぁ….
あんまり美女感はないなぁ…. 
(ビオウヤナギに失礼….汗)

美女と言われると、
バラとかユリとか、バーーーーンッとした華やかな花の方が適任なのではと、私の凡人思考が発動。

そこで気になって調べていったら、楊貴妃にたどり着いたのです。
今日はそんなお話です。笑

■ビオウヤナギ=美女柳の由来

ビオウヤナギが「美女柳」と呼ばれる理由、
それは、「その昔、中国の玄宗皇帝が、楊貴妃と未央宮殿で過ごした時に、このビオウヤナギを"楊貴妃の眉"に例えた」かららしい。

絶妙に眉….!!という衝撃はあったけど、
顔に例えるにはビオウヤナギはやはり地味だし、眉に例えられたと聞いてちょっと納得。(笑)
※ちなみに、顔は蓮花と例えられたそうです。

↓ビオウヤナギの細長い葉=楊貴妃の眉

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なので由来としては、
そんな玄宗皇帝と楊貴妃のエピソードの舞台となった未央宮殿から始まり、
未央宮殿の柳

未央柳(ビオウヤナギ)

(美女の楊貴妃をたとえたから)美女柳
…という感じかしら。

楊貴妃と言えば、誰もが羨む世界三大美女だし、
そんな美女に例えられたお花だったら、例え”眉”だったとしても
それは”美女柳”って呼ばれるに値するよね…
と納得がいきました。

むしろ顔のパーツごとに、花に例えられるなんて、楊貴妃って、すごいなぁと感心してしまう。
お花ひとつだと足りないくらいの魅力がある方なんでしょう。

■楊貴妃に花を贈るとしたら

その日、実際にいけたお花はこちら。

このお花をいけた後に、ビオウヤナギを調べて、色々発覚したわけですが、
なんだか楊貴妃のエピソードで、より一層美しく見えてきました…笑

さらに、楊貴妃はふくよかな女性だと言われていたようですが、フリフリした花びらでふくよかさを感じさせるトルコギキョウが、まさにイメージがぴったり。
多才で自由奔放という人柄も、多方に飛び出すビオウヤナギが図らずとも表しているように見えます。

完全に後付けなんですが(笑)、いろんなイメージがぴったりすぎて、楊貴妃がいたら、この日にいけたお花たちを贈りたいなと思いました。

ちなみに、ビオウヤナギの花言葉は、「気高さ」、
ピンクのトルコギキョウの花言葉は「優美」。
花言葉でいうと、優美で気高い花たちなのです。

「この花たちは、まさに楊貴妃様のような優美で気高い美女にぴったりなお花だと思います。」

…なんて、誰かのセリフが脳内再生されて、この日の妄想トリップは終了。

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旬なお花をいけてただけなのに、気づいたら、楊貴妃のことで頭がいっぱいでした(笑)
また気が向いたら、お花で妄想トリップしたいと思います。

では。


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