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桔梗

暑い中、涼しげな桔梗を見るようになりました。
桔梗は桔梗紋でも有名です。
その昔、桔梗の花は「吉凶を占う花」として使われていました。
花を投げ、それを見て運勢が吉なのか,凶なのかを占ったのです。
「吉凶」という言葉は、やがて「キキョウ=桔梗」となり、花の名前として根付いていったと言われています。
日本の歴史と深くかかわったと感じる花です。
桔梗紋は、美濃(今の岐阜県)に一大勢力を築いた「土岐氏」が使用していた家紋です。土岐氏の分家に生まれたことから明智光秀は桔梗紋となっています。桔梗紋にもいくつか種類があります。少し紹介すると、
桔梗紋
すべての桔梗紋のもとになる家紋。
明智光秀や加藤清正が使っていたのも、この桔梗紋です。

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丸に桔梗紋

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丸に細桔梗
桔梗を模したデザインで女紋や替え紋としてよく使われていました。
戦国武将では太田道灌も使っていたのがこの細桔梗です。

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組合角に桔梗紋
有名すぎるほど有名な家紋。なぜなら、この家紋は坂本龍馬が使っていた家紋だからです。桔梗紋はどれも非常に有名ですが、中でもこの「組合角に桔梗紋」の知名度は抜群です。

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あと有名なのが安倍晴明。家紋と言えるかどうかはちょっと疑問ですが、陰陽師の「安倍晴明」は「清明桔梗」と言われる桔梗紋を使用しています。どう見ても星にしか見えませんが、これも桔梗紋が進化したものとか。

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これらの人物をたどっていくだけでも歴史のいろんな話が出てきそうです。
涼しげな紫色が桔梗紋も含めて神秘的な花です。今日もいい一日を。7/13



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