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鴨川の話

京都の鴨川。鴨川と賀茂川と地図で見ると両方表記されています。一般的には鴨川が正式に認められている名前で、高野川との合流地点の出町柳よりも上流の場所は賀茂川と呼び分けられています。なぜわざわざ名前を変えるのかというと明確な答えはないのですが、出町柳よりも上流にある上賀茂神社と下鴨神社に深く関係があるのではと言われています。土地名にある字が振り当てられていると思われます。

ある説によると、桓武天皇が遷都の折には鴨川は今の堀川の辺りを流れていたとのことで、平安京の真ん中を流れていては支障をきたすという理由で、東へ人工的に寄せたといわれています。近年になって堀川の方が人工河川で鴨川が昔のままだという説が有力になってきているそうです。色々な話がそれぞれあって面白いです。

同じ川でもその場所場所の歴史を大事にして名前を反映させるというのは京都らしいなあと思います。古い歴史があるからこそ、自然とそうなっていった事も多いです。今日もいい一日を。9/4


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