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みょうが

明日で8月も終わります。この夏は暑くてミョウガをたくさん食べました。つい食欲が落ちがちですが、夏のキュウリやミョウガはさっぱりとしていて、嬉しい食べ物です。

実は京都弁にみょうがって言葉があります。どんなふうに使うかというと、

”なんちゅう食べ方や。そんなみょうがが悪いことしたらあかんやんか”

このみょうがという意味は漢字で書くと冥加。知らず知らずに受けている神仏のご加護や恵みのことを言います。冥加が悪いというのは、私たちが神仏のご慈悲に背くような行いをしていると、いつ天罰が下りるか知れず、常に心しておかなければならないという教えから、恐れ多くもったいないという意味になります。京都の家には昔から八百万の神様がおられます。おくどさんにはおくどさんの神様を奉って荒神松が飾られ、お便所にはお便所の神様がおられて唾を吐いたらあかんとか、いろんなことが言われてきています。何事にも慎ましくが京都の日常だけに、こうした言葉が根付いてるんやなあと改めて残っている言葉の意味から感じます。今日もいい一日を。8/30


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