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お箸

今日はちょっとお箸のことについて触れたいと思います。

家で食べるお箸と違って、お料理によって使うお箸にいろんな種類があるのですが、出会う機会が少ないのではと思います。

会席のお料理の時は会席箸を出し朝食の時とお箸を違えています。手元と箸先が細くなっていることなど、用途によってお箸の形も変わるということです。お料理に合わせた形になっているのでお箸が使いやすかったり、質感でお料理が引き立てられるというものです。うちでは杉製の利休箸を使っています。会席箸でなく普通にお箸を売っているところでは杉の箸や柳の箸、漆の箸など材料も色々なものが売られています。

家で使っているときにお箸についてあんまり考えたことがないと思うのですが、お箸の作法では”箸さばき三手”といって取る時も置くときも動作は三手と決まっています。

①右手で箸置きから箸を取り中央からやや右寄りのあたりを掴む。右の指は揃えておく。

②すぐに左手を箸の下から添える。

③右手を後方(右)に滑らせる。

使い方としては

①箸はできるだけ右側を持ったほうが美しくみえ、上の箸を動かして箸先を使う。下の箸は固定して動かさない。
②持ち位置を決めたら中指を箸の間に入れて先細の嘴形にする。

というのが基本となっています。

自分にあった箸の長さというのがあり、その長さは”ひと咫(あた)半”といわれています。咫とは長さの単位で、親指と人差し指を直角に広げた時にその親指と人差し指の先を結んだ対角線の長さ(諸説あり)といわれています。大体の目安で一度使っているお箸をみてみるといいですね。

私の子供の頃には一人ずつのお箸が与えられていて、自分の箸箱をもっていました。そのこともあり、とても自分のお箸というものを大切にしていました。日々使うものだから、この機会に大事に使うものを選んでみてはどうでしょうか?5/20


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