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護摩

今日はご縁があってすぐ傍の雙林寺の薬師如来様の護摩にお伺いしました。
私自身信じている宗派というのはないのですが、身の回りにお寺が多く仏様とお会いする機会も多いように思います。子供の頃の保育園はお寺の中にありお堂でお昼寝したりだったせいか、不安な時や何かと物足りない時にお寺に行くとホッとしたりします。こういう機会があると仏様に向き合いたく有難く参加したくなります。
もちろん護摩の様子は撮影は禁止なので無理でしたが、一緒に読経をしとても落ち着いた時間を過ごしました。般若心経は子供の頃祖母といつも一緒にお仏壇の前で唱えていましたが、大人になった今そういう機会もなく懐かしく今日は意味も分からないなりに読経していました。無心にお参りするというのは大事、心落ち着くものですね。
ここは薬師如来様(国の重要文化財に指定)と歓喜天さまをおまつりする、天台宗(本山は比叡山)のお寺です。 寺伝によると、この薬師如来さまは今から約1200年前、当寺開創といわれる伝教大師によって造られたとされていて国の重要文化財に指定されています。
開基はおよそ1200年前、延暦24年(805)天台宗宗祖伝教大師のご創建と言われています。大師が唐から帰朝後、宮中において、天下泰平・国体安穏・万民快楽の大祈祷を奉修されたのが我が国初の護摩供です。そして、請来された天台密教経疏500巻及び護摩の器具を桓武天皇に献上されました。天皇は、左大使尾張連定鑑(むらじさだみ)に勅して、この地に伽藍を創立し、経典などを置き、日本初の護摩祈祷道場としました。あたかもこの土地が唐の沙羅双樹林寺によく似ていることから、正式名称を霊鷲山沙羅双樹林寺法華三昧無量壽院といいます。弘仁14年(823)、比叡山延暦寺建立後は、その別院となりました。  

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それから時が流れて今はひっそりとしたお寺ですが、こんなに古い時代から残っている有難さもあってご縁が特別なものに感じます。今日祈祷護摩した仏様が平安時代からの人々を見て来られたと思うと感慨深いものです。
何か仏様と向き合えた貴重な時間、本当に有難かったです。今日もいい一日を。2/8

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