見出し画像

フラワームーンと蝕

5月16日の午後1時14分、満月を迎えます。草花が咲き誇る美しい季節に生まれることから、この満月はフラワームーンとも呼ばれています。
満月の瞬間、太陽に照らされた地球の影に満月が丸ごと飲み込まれ皆既月食がおこります。
5月1日に日蝕により「蝕の季節」に入っていますが、この皆既月蝕によりそれが一つのピークを迎えそうです。「蝕の季節」は半年に一度のペースで訪れますが、いつも日蝕→月蝕→日蝕といった感じで「蝕」が連続します。月蝕とは満月が地球の影に隠れることで「食われる」ように見える時。そして日蝕とは太陽が新月と重なることで「食われる」ように見える時。 これらは普段であれば満月と新月という約1ヶ月に一度ずつ訪れる現象なのですが、それぞれが「蝕」を伴うことによって現在進んでいる運命が「食われる」と解釈できます。いま進んでいる運命がぐるりと「反転」する可能性が出てくる期間。これが「蝕の季節」です。
占星術的に「蝕」の解釈についてはざまざまな考え方がありますが、多くはそこに「急激な」という意味を見出しています。なにしろ太陽や月が瞬間的に「食われる」のです。なにか不思議な力が一気に噴出する暗示を見出すのも無理はありません。じっくりと動いている運命が急激に反転するような激しさが、運命論的にみた時の「蝕」の特徴であると言えます。
「蝕の季節」が導く運命とは、現在進んでいる運命とは違う場所で進んでいるもう一つの運命です。人生に急に別の運命が入り込んでくる、あるいはいま生きている現実が急に反転する。「蝕」とはそのような現象を起こす可能性がある時間です。今そんな時期だそうです。今日もいい一日を。5/16

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?