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ミヤコワスレ

今年もミヤコワスレが咲きました。心ホッとする花。
「都忘れ」という和名は、1221年に後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒そうと兵を挙げた承久の乱でのできごとに由来します。後鳥羽上皇の兵は、その当時鎌倉幕府を率いていた北条氏に敗れ、後鳥羽上皇の息子の順徳天皇は、22年間佐渡に島流しされるのですが、都を離れる際、庭に咲いた可憐な花に目を留め「いかにして契りおけん白菊を都忘れと名づけくるも憂し」という詩を詠んだことから名付けられました。ちなみに濃紫の花色は、古くから都を象徴する色とされているそうです。花言葉は『しばしの憩い』『しばしの慰め』『しばしの別れ』『また会う日まで』『短い恋』。
花の色も3種類あることを知りました。それぞれ素敵です。
江戸紫
歴史のある定番品種です。つややかな濃い紫をした大輪の花を咲かせます。鉢花としても人気があり、折り取って一輪挿しなどの切り花としても利用できます。
みのり紫
濃い紫色をしており、ミヤコワスレの中でも中大輪花で人気が高い品種です。やや背が高く、茎が丈夫なので切り花に適しています。
浜乙女
ミヤコワスレの中でも人気があるピンクの定番品種です。かわいらしい、鮮やかなピンクの中輪花を咲かせます。背は高く、切り花にもなります。
春はいろんな花を見られて素敵です。今日もいい一日を。4/17


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