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紫式部

今年も紫式部の実がなり、綺麗な紫の色を見ることが出来ました。

ムラサキシキブ(紫式部)は、秋の紫の実が美しい日本原産の落葉低木です。古くから山地の湿地や森林に自生しています。葉の色は実がなりだす初秋の緑から、秋が深まってくると黄色く紅葉し、紫色の実との色合いがとても美しい光景で、英名ではJapanese beautyberryとも言われています。実は葉が落葉した後もしばらくついていますが、冬に自然に落下します。

ムラサキシキブ(紫式部)の近縁にコムラサキがあり、流通上はコムラサキも含めてムラサキシキブ(紫式部)として販売されていることが多く、園芸店で販売されているムラサキシキブ(紫式部)はコムラサキであることの方が多いため、個人宅や公園などの公共スペースの植栽で見られるのはコムラサキです。それぞれは樹高や実の付き方に違いがありますが、育て方に違いはありません。コムラサキの園芸種でシロシキブ(白式部)と言って、実が白の種類もあります。紫式部という名は江戸時代につけられたそうです。

花言葉は『愛され上手』『上品』『聡明』どれもぴったりです。
赤い実のものが多く紫が珍しいので、目を引くのかもしれませんが、この実を見ると秋だなあと思います。今日もいい一日を。9/25

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