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就活と婚活

自分のために綴るnote。
今日はすこぶる機嫌が悪かったyumiigoです。
かといって、そんな素振りを見せるような素直な人間ではない私は、逆に笑顔を作って楽しげな態度で会社の時間を過ごした。
いつも以上に疲れた。
まだ月曜日かぁ。

ふと男女間の友情をテーマにnoteを書いている人の記事を読んで思い出したことがあったので、今回はそれを綴っていこう。
私としてはあまり得意ではない、いやむしろ苦手な分野、男女の価値観。

飲みに行きたいなぁ、、

昔、飲み友男子に言われた言葉がいまだに私の心に残っている。
何かのきっかけでその言葉を思い出しては、私を嫌な気持ちにさせてくる。

それは私の無職時代の話。
かれこれ5年くらい前だろうか。
働くこと、仕事探しの苦労なんかを笑い話のネタにしていたその時に何気なく言われた言葉だった。

「女の人はいいじゃん、逃げ道があるんだから」

私はそれを耳にした瞬間
は?何こいつ言ってるんだ?
と即座に嫌な気持ちになったのを覚えている。
ただその場では大人しく聞いていた。

その彼の逃げ道というのは、"働かなくてもいい道"があるという意味で、結婚して専業主婦になるという道が女の人にはあって働かないで生きられる道があるけど、男は人生において仕事から逃れられないという。

かれこれ5年くらい経つのに、いまだ私の記憶に嫌な記憶として残しているってことは、あの時反論の一つでもしておけばよかったのかもしれない。

まず逃げ道があると言われて最初に思ったのは、
「私は自分が女のつもりだけれど、逃げ道なんかこれまでなかった」という感覚。
逃げ道という言葉に反論を抱きつつも、無駄に惨めな気持ちになった。

私は専業主婦の経験がないので、そこは強く主張はできないけれど、専業主婦は楽だという先入観にも違和感はあった。
私の感覚では専業主婦ほど不安な立場はないし、色んな意味で大変だろうというイメージだけで逃げ道という感覚はまるで無かった。

その時の私は、
女の人には逃げ道があるって、なに?
私は女じゃないってことか。逃げ道なんて私にはないし!
そんな風に腹を立てて反論もできずにモヤモヤしていただけだった。

けれど思い返してみたら、高校時代の同級生(私は女子校だった)も、似たような話をしていた。
就活より婚活頑張った方がいいと。

「高校生の頃は大人になったらキャリアウーマン的な感じになりたいって思っていたけど、現実をみたら女は絶対仕事頑張ったって損するだけだよ」

女は仕事を頑張っても褒められることもなければ、給料も男子よりも低いし評価されるわけでもない。子供ができれば続けることも大変になるだけ。
それだったらそこそこ給料が良い優しい旦那さんを早く見つけて、早く出産した方がいい。
女が子供を産める年齢だってタイムリミットがあるのだ。
彼女はそう力説した。
そんな彼女は20代半ばに当時付き合っていた彼氏と結婚をしたのだった。

私はそんな話を聞いて当時は、その友人を「自分の人生をちゃんと考えてて偉いなぁ」と感心しているだけだった。

だって私は、そんな所まで自分の人生を先読みも計算もできていなかった。
目先の仕事で精一杯で、結婚したいと思える人にも出会えておらず、飲み仲間達と気兼ねなく飲み歩いているのが楽しかった。
ただ自分の精神年齢が幼いと反省するだけだった。

こんなにネットやメディアでは男女格差を問題視したり、女性活躍支援と言われたところで、まだまだ偏見はどこにでもある。
仕事の現場だけじゃなく男の人も女の人もみんな無自覚に偏見で行動している。
それは私自身にも当てはまることだ。

私の育ってきた時代がちょうど過渡期なのかもしれない。
女性を支援しなければならないってことは格差がある事実ってことだもんね。

男友達の発言に違和感を持ってみたり、自分が女であることのメリット/デメリットを感じてみたり。
そして結婚しない自分に対して自信を持ってみたり失ってみたり。
その時々で私の感覚もコロコロと変わる。

今の私だったら5年前の男友達に「自分が逃げたいの?」と問い返したい。
仕事から逃げたい人生なんて面白くないじゃんって。

実際私は今、仕事が面白くない。
だから、どうにか仕事を面白くするために全力で悩んでいるけど、例え逃げ道があったとしても逃げたくはないよ。

やっぱり恋愛話は苦手だ。
結局仕事の話になってしまった。

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