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「対話と学び」学園祭やります!

福岡を『対話と学びのまち』にしたい。
そんな思いでここ数年温めてきた企画がようやく実現の運びとなりそうです。
2022年春,『ふくおか「対話と学び」学園祭』というイベントを企画していす。
主催は福岡市と福岡商工会議所,福岡中小企業経営者協会,都市圏14大学からなる「福岡未来創造プラットフォーム」です。

福岡未来創造プラットフォーム(以下PF)は,大学・自治体・産業界の垣根を超えてそれぞれの資源を結集し福岡における高等教育の振興と地域社会の活性化を図るために2018年9月に設立された産学官の連携組織です。
https://www.fuk-miraipf.net/

私は福岡市経済観光文化局の職員として2016年にこの前身である「大学ネットワークふくおか」の事務局を務めたのち,また2018年のPF設立後は事業実施に向けて組成された5つの部会のうち生涯学習作業部会に属し,地域における多様な人々の主体的な学びと成長,社会での活躍を促す学習環境の提供・充実をはかるため,「社会人の学び」のこれからを多様な人々の「対話」で紡ぎ出す「リカレントカフェ」などの事業を実施してきました。
https://www.fuk-miraipf.net/wg/#wgdjs
2020年に人事異動でこの職を離れたのちも,個人的に生涯学習作業部会及びPF事業全体の方向性検討などに関わってきましたが,その数年の取り組みの中で私がPFとしてやりたいなと温めてきたのが『ふくおか「対話と学び」学園祭』です。

人生そのものが複線化し,時宜に応じた学び直しや学びの継続による個々のアップデートが求められるなか,「学びの場」を求めて足を運び,あるいは自らその場を創ることについて個人や社会の関心が高まっています。
福岡にはいわゆる教育機関や団体とは別に「学び」に関わっている機関・団体・個人がたくさんあり,そのそれぞれがとても個性的で多様性に富んでいます。
これらの場や活動を可視化し一望できる環境を作ること,あるいはこれらの場や活動に関わり参加する人材をつなげ,互いの関連性を強めることにより,福岡で行われる「学び」の場や活動へと誘う力が高まり,人々の学びへの関心やその場に足を運ぶ意欲の喚起になるのではないか。
そうした出会いや交流が生む気づきや学びそのものが,福岡での「学び」をアップデートし,地域の潜在力を高めていくのではないか。
そこで,福岡都市圏一円を一つの大学と見立てた“学園祭”として,「学び」や「人づくり」などをテーマにしたシンポジウム,セミナー,ワークショップ等を多数企画実施し,福岡で教育・人材分野に関わる方々,国内外から参加する有識者や市民参加の下で,福岡のまちでの教育,人材育成・活用などの「学び」のあり方について情報を共有し,人材の交流を深め,機運の醸成を図るというのが企画の趣旨です。

なぜ「対話と学び」なのか?
2012年から始めた財政出前講座や「明日晴れるかな」福岡市のこれからを語るオフサイトミーティングで,私は「対話」の魔力に魅了されました。
私のこれまでの経験から,「対話」による気づきや他者理解が新たな自己の発見や自己革新(=学びのアップデート)に有効なのではないか,また,気軽な「対話」の場からより深い「学び」への誘いが可能なのではないか,さらには「学び」の発意や継続の動機付けに「学びあう」場,仲間が有効なのではないか,といった仮説を持つに至りました。
「対話」と「学び」。この魅惑のマリアージュについて,福岡で「対話」や「学び」に関わる多くの仲間の皆さんと共有する機会を持ちたい。
それがこの企画を発案するに至った動機です。

学園祭の具体的な建付けとしては,2022年3月の1か月間を「対話と学び」MONTHと位置づけ,2月下旬から3月上旬にオープニングイベント(問題提起,機運醸成,情報発信が目的)を実施。
趣旨に賛同する団体個人等が主催する「対話」や「学び」に関するイベント,ワークショップ,セミナー等(以下「サブイベント」という。)を登録し,期間中,五月雨的に開催し,3月下旬にクロージングイベント(期間中の各イベント参加者による振り返り,共有のためのワールドカフェ等)を実施する,といった構成で考えています。
また,学園祭の機運醸成,認知向上,「対話と学び」の意義を内外に広く発信するため,ポータルとなるwebサイトの開設を準備中です。

開催事務局を担うのはPFの大学・自治体・産業界交流作業部会から生まれた「福岡まなびラボ(通称:まなラボ)」。
PFを構成する産学官の組織の垣根を越えた多様な人々の入り混じりを通して、異なる分野を越境すし融合する新しい知の創造や人材の成長を促す環境づくりを推進するこの部会で「未来の学びの創造」を目的に設立された「まなラボ」は、未来の人材育成を考え試行するPFのThink&Do tankとしての機能を持っています。
小中高大の教育関係者、学生、企業、NPO、団体、行政組織から充て職でなく自らの意思で参画している老壮青バランスの取れた個性的なメンバーが「対話と交流の場づくりの推進」の一環として取り組む『ふくおか「対話と学び」学園祭』は、福岡の「学び」の未来を切り開くフューチャーセンターとなるべく設立されたまなラボの本領発揮。
福岡の多様な人材をつなぎ、場を融合し、新たな価値を生むべく、メンバー一同気合十分で臨んでいます。

オープニング,クロージングイベントとも,日程,会場,内容とも詳細はこれからでまだ影も形もありません。
サブイベントも,学園祭の趣旨に賛同する団体個人等が福岡都市圏界隈(あまり厳密な制限はありません)で主催する「対話」や「学び」に関するイベント,ワークショップ,セミナー等を登録(「対話」「学び」をテーマにしたものであれば,形式は自由。オンラインも可)し各自で実施していだだくもので,参画への呼びかけもこれからです。
これから詳細を具体化していく中で,福岡で「対話」「学び」「人づくり」といったテーマで関連する何かしらの場づくりや活動に携わっている皆さんに趣旨に賛同いただき,一緒にこの学園祭を創り上げていけたらと思っています。

すでに準備に関わっているまなラボをはじめとする関係者の皆さん,私から個人的にいろんなお願いを差し上げた皆さん,趣旨をご理解いただき,ご支援ご協力に感謝いたします。
また,すでに情報をキャッチし,早速ご協力の申し出をいただいている皆さんも大変ありがとうございます。
福岡を『対話と学びのまち』にしたい。
その思いを言葉にし,言葉をかたちにしていくための一歩を,皆さんと一緒にここから踏み出したいと思います。

★自治体財政に関する講演,出張財政出前講座,『「対話」で変える公務員の仕事』に関する講演,その他講演・対談・執筆等(テーマは応相談),個別相談・各種プロジェクトへの助言・参画等(テーマ,方法は応相談)について随時ご相談に応じています。
https://note.com/yumifumi69/n/ndcb55df1912a
★2018年12月『自治体の“台所”事情“財政が厳しい”ってどういうこと?』という本を書きました。
https://shop.gyosei.jp/products/detail/9885
★2021年6月『「対話」で変える公務員の仕事~自治体職員の「対話力」が未来を拓く』という本を書きました。
https://www.koshokuken.co.jp/publication/practical/20210330-567/
★書籍を購読された方同士の意見交換や交流、出前講座の開催スケジュールの共有などの目的で、Facebookグループを作っています。参加希望はメッセージを添えてください(^_-)-☆
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