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高層階で人権宣言について考えた

今日と明日はこういう夜景が見える所にステイしています。

高い所、しかも建物の高層階が特に好きな私は、ステイホーム期間には近所の公園の小山や駅の陸橋ぐらいにしか行けず・・・でしたので、全面自粛が解除されてから、JRタワー展望室の年間パスポートをゲットしました。

今後また状況は変わるかもしれませんが、今は私にとっては「魂に栄養を与える大切な場」の一つです。

住居にするには低層階のほうがグランディングのためにはいいと言われていますね。でも高い所から下を見渡すと視点や視野が変わります。発想の転換が必要、視野の拡大が必要、という場合は、ぜひ高い所へどうぞ!

山や山寺に籠る修行って、「視点と視野を変える」ことも意図されているはずですよ、きっと。

私は、飛行機から景色を観るのも好きなのですが、高い所から下を見ていると、特に夜景の無数の灯りを見ると、この世界には数えきれないほどの人達が生きているのだな、それって凄いことだなあ~と感動しちゃうんです。

そうすると、日々考えていることって、何て規模が小さいのかしら!?と思えてきます。そしてああ、あのことに関してはピンポイントでしか見ていなかったなあ、それじゃあ可能性が狭くて当たり前だなあ、とわかってきます。

「最近考えていたことや、思っていたことって、ちっちゃいちっちゃい!」と思うと、ふっと肩の力が抜けて、視点を上げよう!というスイッチが入ります。

私はここ数年は、フランス革命のことを色々調べているのですが、この時代に「気球」が飛び始めています。わあ、初めて乗った人達は興奮しただろうな~、とその光景に共鳴しちゃいました。

それまでの中世や近世の世界では、自然界の高所以外の高い所といえば、塔や崖の上にあるお城等でしたから、一般の人が高い所に行くことは、滅多にありませんでした。(魔法の世界はちょっと脇に置いておきます。)

高い所から見渡すことができたのは、王族や貴族、聖職者等の一部の人だけでした。「敵を見張るため」でもありましたけれど、とにかく多くの人の視点や視野は当然足元に近いわけです。

フランス革命では「人権宣言」が掲げられましたけれど、足元に近い視点が反映しています。ですから、女性や白人以外の他の民族の「人権」には目も耳も向いていない人が大多数でした。

ルイ16世の裁判の時は「ルイ自身は悪い人ではない。でも、王制は廃止すべき悪しきものなので、その象徴である王は処刑しなければならない」等という、冷静になったら???という、発想がまかり通りました。

王族や貴族の「人権擁護」等思いもつかなかったんです。革命の大義名分はあったけれど、「発想はちっちゃいよ。視野は狭いよ、視点が低いよ」だったのです。

自分がルイの立場だったら、どう思います?

「あなたは悪い人じゃない。でも、あなたが関わってきた世界は廃止すべきだから、その象徴のあなたも廃止(処刑)する必要がある。」と、言われたら・・・。

・悪い人じゃない→辛うじて人として扱っている
・廃止する制度のシンボルだからあなたは消す→人として扱っていない

え~!?
え~!?
え~~~!?

その発想はおかしいんですけど~!!

そういうことを知れば知るほど、あれれれれ?ということが、増えていって「フランス革命」についてもっと知りたい!、そして書きたい!になっていきました。

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