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冨樫由美子
2024年7月19日 09:16
ひかりやはらかに麺は縮れてスープ濃きカップヌードルたまには食べたし時に高き壁にありしを母はいま庭に小さく草むしりをりひかりさす窓辺に椅子を引き寄せてヘルマン・ヘッセのことばに触れる鳥かごを逃げた小鳥はさがさずに空色に塗る胸のうちがは採光のよき建物と思ひをり木のテーブルに絵本をひらき帰宅する小学生の歌ふこゑ窓より入り来るは嬉し本を読みながら眠りに落ちてゐて続きを夢の中に読