31.障害年金の話 その1

昨年、無職だった時期に、障害年金の申請をしてみました。
これから何回かに分けて、その話を書いてみたいと思います。


申請をしようと思ったきっかけ

昨年6月に、3年半以上勤めた会社を退職した私。
蓄えは、少しだけありましたし、一応「会社都合退職」であったので、失業保険もすぐもらえるだろうと思っていました。

しかし、予想以上に離職票の到着が遅れ、失業保険の手続きまでの間が空いてしまったことで、失業給付をいただけるようになるまでの間の生活費に、少ない蓄えをあててしまいました。

また、国保については、会社都合退職の場合、保険料が軽減される制度がありますが、国民年金については、世帯収入で判断されるので、たとえ自分が無収入になっても、世帯の収入が一定以上だと、一部免除もしてもらえません(私はこのシステムについていろいろモノ申したいことがあるのですが、話がそれるので、とりあえずそれは今は置いておきます)。
そのため、国民年金の支払い額が結構負担に感じました。

また、障害者ということで、なかなか適した職も見つかりにくいですし(私の場合、仕事内容だけでなく、適切な配慮が受けられないと結局長続きできないので)、先の見えない不安がありました。

なので、もう本当にダメ元で、障害年金の申請をしてみよう、と思ったんです。


働きながらでももらえる

以前、私が障害年金について、持っていたイメージは
・働けないほどの障害でないともらえない
・「発達障害」では申請できない

というものでした。

が、前の職場に、「精神障害で、障害年金をもらいながら働いている人」がいたのです(何かのきっかけで本人から聞きました)。
それで「働きながらでももらえるんだな」ということを知ったのです。

しかし当時の私は、そこの職場でそれなりのお給料をいただけていましたし、申請が面倒そうというのもあって、「いざとなったら自分も申請してみようかな」くらいの気持ちで、行動に移すことは全く考えていませんでした。
自分の場合、うつなどの二次障害は(その当時)とくになく、「発達障害」だけでしたので、申請してもきっと通らないのでは?というような思いもありましたので。

それが、上にも書きましたが、失業をきっかけに、「ダメ元でも申請してみよう」に変わったわけですけど・・・


実際面倒だった?

結論から先に書きます。
申請は実際面倒くさいです。
とにかく何回も年金事務所に通う必要がありました。1回2回ではすみません。平日に年金事務所に複数回通うなんて、フルタイムで働きながらでは難しいです。
そして、診断書等が必要なので、お金もかかります。
そのため、途中で申請をあきらめる人もいるくらいです。
また、せっかく申請しても、不備等により不支給になる場合もあります。
不支給になっても診断書にかかった費用は戻ってきません。
本当にお金も時間もかかります。
障害年金申請のサポートや代行をする社労士事務所なんかもあるくらいですからね(ネットで調べるといろいろ出てきます)。

私はそういった代行を使わず自分で申請したのですが、確か8月ごろから申請の準備を始めて、実際書類一式そろって年金事務所に提出できたの、12月あたまです。
12月1日付で今の会社にもう入社していたので、この提出の時には、お休みを取っていってきました。(まぁ入社に伴い国保脱退、自立支援の保険証変更手続き、等もあったので障害年金申請のためだけに休んだわけではないのですが)

面倒なことはすぐ途中で投げ出してしまう自分が、よく申請できたなと思います。


さて、実際に自分がどのような流れでことを進めていったのか、そして申請した結果どうなったのか、については、今後書いていきますので、こうご期待。。。

発達障害者が少しでも生きやすくなりそうな情報(本、ネットの有料記事等)の購入費用に充てますのでよろしくお願いします★