23.再就職に向けて~就職活動編

さて。今回は、再就職に向けての就職活動の状況について書いてみます。

転職活動を始めた時期

実は私は、退職前の昨年秋から少しずつ転職活動はしておりました。
このときは、ちょっと職場状況がごたごたしていて、支援の人を間に入れて色々やっていたものの、状況があまり芳しくなかったので、「やめたい」という気持ちと、「でも状況が良くなるならやめないで続けたい」という気持ちがない交ぜになっていました。(どちらかといえば後者のほうが強かったですが)
また、主にお金の問題で「やめるなら次が決まってから」という状況もあったので、「つらいけど次が決まらないとやめられない」という気持ちもあり、なんだかグッチャグチャな感じになっておりました。

そんな状況で、転職活動と、職場での仕事と、家事と、全部うまくやるなんて器用なことが私にできるはずもなく。
結局、在職中に職が決まることはなく、そのまま無職となったわけですが。
前回の記事で書いたとおり、離職票が届いたのがなんと退職の4週間後。
なので、退職したあとの2ヶ月間くらいは、
・健康保険の切り替えとそれに伴う自立支援の変更
・年金の切り替え
・失業保険の手続き

といった諸手続きと、定期通院、それに加えて自分の用事などで、なんだかんだと忙しく、また、いつになったら失業保険がもらえるのかといった「お金の不安」もあって気持ちが落ち着かず、そこまで就職活動に全力を注げない状況になっていました。

加えて、私は、今回の転職については、就労支援センター、およびハローワークの障害者求人専門の窓口の協力のもと、慎重に事を進めていくことになりましたので、そういった、関係各所の方々と予定をあわせて面談をする機会をもったりするにも、なかなか予定が合わずで、実際本格的に転職活動メインになってきたのは、9月に入ってからくらいかなといった感じでした。


転職活動のすすめ方について

さきほどもちらりと書きましたとおり、私は、今回の転職については、就労支援センター、およびハローワークの障害者求人専門の窓口の協力を得てすすめていくことになりました。

私自身、今回の転職にあたっては、支援の方に「職探しの段階から職場への定着まで関わっていただきたい」という思いがあったのですが、流れがぜんぜんイメージできなかったので、「就職支援や、就職後のサポートについてもお願いしたいが、具体的にどのような流れで事をすすめていけばよいのか」というのを支援の方に尋ねました。
そうしたところ、支援の方が上記のような方針を決めて下さいました。これが7月上旬ごろの事です。

ハローワークの利用についてもこれまでは「自分で情報を検索して、よさそうなものがあれば窓口の職員に紹介状を出してもらう」とか、失業保険の手続き関係くらいで利用することがメインでしたので、就職が決まって再就職手当てまでもらったらおしまい、みたいな感じでしたが、今後は、できれば、就職までのサポートだけでなく、就職した後もなにか問題(主に条件面で求人と実際が違うなど)があれば、相談に乗ってもらいたいというような思いがありましたので、支援センターとハローワークが協力してくださるというのはとてもありがたいと思いました。
(このあたり、ハロワと支援機関との関係性については、ちょっとまだまだ色々書きたいと思う事がありますので、機会があれば別記事にします)


実際の転職活動の流れについて

さて、チームをつくって支援をしていただくという方針が7月上旬ごろに決まったわけですが、ハローワークの専門の担当者と、私と、支援センターの担当者とで、いちどお顔合わせをしましょう、という話になりました。

皆で情報を共有しながらすすめていくためには、まず支援センター、ハローワークそれぞれの役割を明確にし、支援の流れについて認識をあわせていく必要があるので、顔合わせの場は必要なものではあるのですが、私は無職でヒマでもほかの方々はそれぞれに忙しく、なかなか予定が合わずで、結局8月上旬にやっとお顔合わせができたような形になりました。(ちょうど雇用保険の受給手続きを行ったあたり)

このとき説明を受けたのは、今後は、就職に関する事(職業の紹介、相談など)だけでなく、雇用保険受給説明会や失業認定などでハローワークに来所する予定があるときは、それらの手続きについても、全部ハローワークの専門の担当者を通して行う、ということでした。
私の場合、窓口の担当者がその時によって変わると、その事で色々と混乱をきたす可能性があったからです(実際過去にそういう事例たくさんありました。「Aさんは以前こう言っていたのに、いま目の前にいるBさんはまた言う事がぜんぜん違ってよくわからない」とか)。

そして就職が決まった後は、事業所のある地域のハローワークに連携し、何かあればそちらで対応が可能、というような内容の話もありました。

さらに、今回の再就職に向けて、支援センターの役割としては、ハローワークの専門の担当者と私との意思疎通になにか問題があれば(話の行き違いが発生したり認識の食い違いが起こるような事があれば)、間に入って早い段階で修正をしていくというようなことであったり、また、面接への同行、就職決定後は会社と本人にそれぞれ状況を確認して、安定を保つという「定着のための支援」を行う、というような説明もありました。

そして、この顔合わせのあとは、8月下旬に行われる雇用保険受給説明会にあわせて、ハロワ担当者の相談予約を取りました。

が、実際に仕事を探す上で、私の障害特性や、希望する配慮、労働条件についての細かい話が、ハロワの担当者とできたのは、9月に入ってからでした。

ですので、本格的に就職活動に取り組み始めたのはそのあたりから、という感じになります。その後は、週に1度くらいの頻度で、ハロワ担当者との面談を重ね、面談で話した内容については、支援センターの方にメールで報告をしたりして、現在の進捗状況を共有しながら、すすめていっています。


実際に就職支援を受けてみての感想

正直な感想を言ってしまうと、チーム支援というのは、「何かあったときに助けてもらえる」という安心感があるかわりに、「担当者が多忙で連絡がつかないと、そこで話が止まる」というようなこともあるので、ひとりで活動している時のように、自分の都合だけでガンガン動く、というのはできにくいです。今回の件でも、支援の方に同行していただく都合上、離職票を受け取ったものの次の日即手続き、というわけには行かず、受け取ってから数日してやっと手続きにいけた感じだったりしましたし。

また、私のように、コミュニケーション面の障害がある場合には、担当者との意思疎通について、うまくいかない場合もある、という問題もあります。
実際私は、ハロワの担当の方との意思疎通の面で、たびたび困難さを感じました(自分の障害特性や過去の職場での困難さについて、なかなか理解していただけないなど)。

かかわる人間が頻繁に変わると、それはそれで色々と混乱をきたす可能性が高くはなりますが、だからといって担当者を固定すればそれだけでうまく行くかというと、そうでもないのが現実です。
人間ですから、相性もありますしね。
特に私は、今回のハロワ担当者とのかかわりを通して、「新しい人間関係をつくっていく場面においての困難さというのが大きい」ということに気づきました。
慣れればどうにかなるけど、慣れるまでが大変みたいな。
このことについても、おいおいまとめていければと思っています。


今の活動状況

最後になりましたが、今の活動状況についてご報告です。
実はつい先日、内定が出ました。
12/1から働き始めます。

なんだかんだありましたが、決まってホッとしています。

また、今のところに決まった経緯など、そのうちかければいいなと思っています。

発達障害者が少しでも生きやすくなりそうな情報(本、ネットの有料記事等)の購入費用に充てますのでよろしくお願いします★