18.今後について考えてみる その1

6月末で退職をした私。
入社する時には、定年までいるつもりで入りました。
そしてそのつもりでがんばってきましたが、結果的には約3年9ヶ月で退職となりました。

私としては、あと25年(いま40歳なので)、何らかの形で働いていきたいという思いがあるので、今後について、色々と考えております。

ちょっと思い出話

私が、今年の6月末まで在籍していた会社に入社した時の経緯と、その後の話を、いまさらながら書いておきたいと思います。

私が入社したのは、2014年の10月。
書類審査、1次面接、2次面接&SPI、という過程を経て入社が決まりました。
1次面接を担当してくださったのは、人事担当者と、当時の現場の責任者。
2次面接では、確か、当時の現場の責任者と、さらにその上の立場の人が担当だったと記憶しています。

応募書類の段階で、障害の特性については、色々と記載しておいたのですが、そのおかげもあったのか、1次面接の直前に思わぬトラブルが発生したのですが(そしてそのトラブルの原因が実は「先延ばし」や、「うっかり忘れる」といった自分の特性によるもの)、人事担当の方がとても親切な対応をして下さったのですね。

そのことに私はすごく感動して、その方に感謝するとともに、自分も将来、そういう対応ができる人になりたい、と思ったのです。

その、1次面接で人事担当だった方は、私が入社した翌年(2015年)、現場の責任者となって、一緒に仕事をすることになりました。
が、現場の責任者だけでなく、引き続き人事の仕事もしていたので(確か肩書きは課長だった気がします)、ひとりでたくさんの仕事を抱えていて、ほぼ現場にはいない日のほうが多かったのです。

それでも、私の特性等についてはよく理解してくださっていて、自分がその場にいなくても、何か問題(私の場合は特に対人関係)があれば話を聞いて、必要とあれば間に入って対処してくださるような方でした。
しかし残念ながらその方とは、2015年末をもってお別れとなりました。


資格の取得

さて話は変わって、私は2016年の6月、「障害者職業生活相談員」の資格を取得しました。
そういった資格があることは、上記の、2015年末まで責任者だった方から、教えていただきました。
退職されるという話を伺った際に、私は思い切って、
「私は○○さん(←その方の苗字)みたいになりたい、そのためには今後どういう勉強をすればいいか」
ということを聞いてみたのです。
その時、実はその方が、障害者職業生活相談員と、あとジョブコーチの資格を持っていらしたことを、私に教えてくれたのです。


障害者職業生活相談員とは

障害者職業生活相談員については、独立行政法人 高齢・障害・求職者支援機構のHPに、下記のように書かれております。

5人以上の障害のある従業員が働いている事業所では、「障害者の雇用の促進等に関する法律」により、厚生労働省が定める資格を有する従業員のうちから障害者職業生活相談員を選任し、職業生活全般における相談・指導を行うよう義務づけられています。

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構HP 障害者職業生活相談員資格認定講習のページより)

役割については、「職業生活全般における相談・指導を行う」人なのですが、これだけではイマイチ何をするのかが見えてきません。
上記、支援機構HPには、役割説明の動画もありますので、一度ごらんいただければと思いますが、その動画から抜粋しますと、
①職務内容の選定や能力向上
②職場の環境整備
③人間関係や職場のルールの指導
④健康の維持管理
⑤その他(職場適応の向上に関して必要な支援や相談等)
というものがあります。

実際の事例についての動画もありますので、そういったものをみると役割がよりわかりやすいのですが、私が認識している、一番のメインはやはり

コミュニケーションを円滑にするための手伝い

かなーと思います。


実際に私が取り組んだこと

私は2017年から、チームのサブリーダー的な立場を任されるようになりました。
そのことについて、当時の上司(課長)からは、明確に「会社が期待する役割」についての説明はありませんでしたが、自分なりに理解していたのは
「リーダーとメンバーとの間の橋渡し的なことをする」というものでした。
ともに仕事をしていく中で、メンバーそれぞれの特性について把握していって、適宜サポートするというようなことを心がけておりました。
たとえば、リーダーがメンバーにいっせいに指示を出しても、その説明で1回で理解できる人とそうでない人がいる場合に、理解できていない人に対して、その人に合わせた教え方で補足をしていったりとか。
メンバー間のやり取りを見ていて、これはちょっと話がかみ合っていないなと感じるような時は、ちょっと横から口出ししてみたりとか。
忙しいリーダーの代わりに教育係をしてみたりとか。
そしてできる人には、新たな役割を与えてみたりとか。
そんなことをやっておりました。

私自身もそういう役割が初めてだったので、どうしていいか手探りでしたが、とりあえず困った時には他チームのリーダーさんや、課長の助けを得つつ、やってきました。
(この辺、2017年前半ごろの話については、以前の記事(15.配慮と人材育成とキャリアアップについて)でもちょっと書いています。よければどうぞ。)

とりあえず、チーム内がうまくまとまるように、自分なりに考え、動いて、調整してきたつもりでした。

思いのほか、長くなってきたので、続きは次の記事にまわします。


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