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思い出す、“どこの幼稚園に入るか問題”。

最近ちらほらと、幼稚園の園児募集・公開保育・願書受付のお知らせを目にするようになった。

先日届いた地域の広報誌にも、地域の幼稚園が一覧となって各園のそれらの開催日程が掲載されている。

思い出す、娘ちゃんが3歳になる年の、“どこの幼稚園に入るか問題”

「悩んだ」
「すんなり決めた」

これはご家庭によって様々だと思うが、我が家の場合、決め手は何だったのか・・・?

決め手はズバリ

私たちが住んでいる地域がコンパクトなので、そもそも選択肢も最初から多くなかったというのもあるけれど、我が家はまぁまぁあっさり決まった。

わが家の決め手はズバリ

『職員室のキレイさ』

え?

保育方針とか、園の雰囲気とか、お弁当か給食かとか、諸々の条件とか……そういうことじゃないの??ってな感じだけれど、
そう、コレ。「職員室」。

あながち間違ってない判断軸であると今でも思ってる。
それはなぜか。

部屋の乱れは心の乱れ

幼稚園を選ぶ際に、数ヵ所の幼稚園に見学に行った。

「先生たちの離職率が高い」と聞いていた、ある幼稚園を訪れた際、
廊下からチラッと中が見えてしまった職員室が、
まーーーー汚かった。

案の定、先生方の表情もイマイチ……
なんというか……暗い。

その園に通わせている先輩ママのお話でも、年度の途中で辞めてしまう先生が毎年必ずいるそうで。

いろんな意味で先生方が落ち着いていないのだろうと思うと、子どもたちのこともちゃんと見てくれるのだろうかと不安になってしまった。

つまりは、あれだ。

『部屋が散らかっている=心が乱れている』

この状況だ。
家の中だけじゃなくて、職場でも学校でもどこかのお店でも、どんな場所でもこれは共通なんだと思った。
心の様子はそのまま環境に影響する。

娘ちゃんが入園した幼稚園(現在息子くんも通っている)は、職員室がキレイだった。

整理整頓されているだけではなく、余計なものがない、という印象。
感じれられる「余白」がそのまま、気持ちの「余裕」を表しているよう。

先生もベテランの方が多く(30~40代)、みなさん長くこの園に勤めている。
とにかく、落ち着いている。

こう聞くと、一見、
「長い間メンバー(職員)が変わっていないってことは閉鎖的な園なのでは?」
という見方もあるだろうけど、私は圧倒的な定着率の高さは子どもたちにとって安心材料のひとつと感じた。

唯一若い先生(20代)が一人いたが、その若い先生をベテランの先生方がみんなで育てている雰囲気も好印象だった。

人の環境って大切だ

先生方がいつもイキイキ、テキパキ、みたいな明るさ。

今でも行事の際に園に行くと、子どもたちも落ち着いているし、園に流れている空気が良い。

なので、今の幼稚園を選んでよかったと思っている。

園の設備や保育方針がしっかりしてても、結局、最後は「人」だよなぁ……と感じた、4年前の娘ちゃんとの幼稚園見学。

今、しみじみと思い出す。


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