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灯火

昨年から弊社施設にて看護学生の実習を受け入れています。
コロナも5類になったので、
今年はじめて看護学生が病院実習に行く前に行われる
「灯火の式」へご招待いただき、行ってまいりました。

「灯火の式」とは、ナイチンゲールが灯した炎と心を受け継ぎ、看護学生が看護師を志す自覚と誇りを深め、看護の道へ進む決意を新たにする厳粛な式。

私は今回ご招待いただくまでこの儀式の事を
存知上げず、どんな感じで執り行われるのか、
当日とても楽しみに伺いました。

真っ暗な会場の中央に立つナイチンゲール像のキャンドルからお一人お一人ご自分のキャンドルに灯を分けていただき整列していく学生さんたちの姿はとても立派で、保護者席にいる保護者様より泣いていたかもしれない私でした。
とにかくとても感動的な式でした。

弊社施設に実習に来てくれた学生さんを見つけてはとても感慨深いものもありました。

その後、学生さんたちがどんな看護師になりたいのかを決意表明。
皆さんそれぞれの熱い想いにさらに胸を打たれました。
現場実習で沢山のことを学んで、素敵な看護師さんになっていただきたいです。

そして、学長さんのお話が大変素晴らしく、
ぜひ皆様にもシェアしたいと今日はnoteを書いています。

灯火の式になぞらえて、
人間には3つの灯火がある。とお話してくださっていた学長さん。

一つ目は「自分の中にある灯火」
2つ目は「チームの中にある灯火」

(ここでのチームは実習先での看護するチームを指します)
3つ目は「患者様、そのご家族にある灯火」

看護をしていると、
供すると患者様に与えてばかりいると
感じてしまうことがあるかもしれません。
でもそれは違います。
私たち看護師は沢山のことを患者様から
教えていただき、与えられていて、
患者様やそのご家族の中にある灯火を
感じながら看護することが大切。

とお話されていました。
なんて素晴らしいお話…と感激していた私。

この3つの灯火、自分の仕事や子育てに
当てはめてみるとものすごい気付きがありました。

自分との対話。
チームワーク。
他者を敬い、尊重する気持ち。

フィールドは違えど、
大切な心持ちは同じなんだなぁと感じました。

皆さんの心にはどんな灯火がありますか?

私の灯火は何だろう?
どこを誰を照したいのだろう?
改めて考える機会となりました。


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子育てのあれこれに音声でお答えしています。

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