ホルモン補充療法始めました
9月にホルモン補充療法を検討していることを記事にしたが、10月に婦人科を再び受診した(9月受診時の様子はこちら)。
その結果10月中旬からホルモン補充療法を本格的に始めたので記録を兼ねてこちらに記すことにした。
ホルモン補充療法開始のガイドライン
かかりつけ医からはホルモン補充療法を開始するためには日本産婦人科学会が出しているガイドラインに沿って実施すると説明を受けた(タイトル未設定とあるが、こちらがホルモン補充療法ガイドライン 2017 年度版へのリンク)。
開始する段取りとして女性ホルモンの値を検査し、ホルモン補充療法を開始する際リスクとなる乳がんはないかを確認する。
幸い地元自治体の乳がん検診を利用できたので、乳腺外科へ出かけて触診とマンモグラフィー検査を受けてきた。
夫のこんな反応に苦笑しつつも、結果は所見なしとのことで、あっさり終了。ホルモン補充療法を継続するためにも定期的に検診を受けることになりそうだ。
更年期症状への治療
まずは乳がん検診の結果を医師にも見せると「所見なしならホルモン補充療法を始めても大丈夫です!」と喜んでいた。
次に医師からは9月受診時に実施した女性ホルモン値の結果を見せてもらった。
エストロゲン(エストラジオール)の値が17と基準値を明らかに下回っているのに加えてFSH(卵胞刺激ホルモン)の値が87と基準値を大幅に上回っていた。
「これは、加齢によって卵巣の機能が低下して女性ホルモンの値が減っているので、『もっと女性ホルモンを出しなさーい!』って脳下垂体から卵胞刺激ホルモンを出しているの。これが更年期の状態だからあなたはまさにこの状況ですね」という医師からの率直な説明を受けた。
結果としてガイドラインをクリアしたこともあり、更年期の治療を本格的に始めることになった。
医師からは選択肢として
1.ホルモン補充療法(ジェルタイプの塗り薬)
2.漢方薬服用
3.大豆イソフラボン由来の健康食品摂取
を提案された。
そこで
2.の漢方薬は内科で既に漢方薬(生薬)の処方がある
3.の健康食品は内服薬との飲み合わせのリスクがある
ということで1.のホルモン補充療法を選択した。
ホルモン補充療法の方法
ホルモン補充療法と一口に言っても方法は複数ある。私のように子宮がある場合と子宮筋腫や子宮がんなどで子宮を摘出した場合でも治療法が異なるので、開始にあたってはかかりつけ医と話し合って方針を決めていくといいだろう。
私は元々子宮内膜症や月経困難症の既往があったので、14年前からミレーナという黄体ホルモンを子宮内へ徐々に放出するリングを装着している。
ラッキーなことにミレーナのおかげでエストロゲンだけを補充すればいい。医師も「体への負担を減らすため、エストロゲンも塗り薬を使いましょう」と塗り薬を処方してくれた。
薬剤師からは「塗ってから2分間は化粧水や保湿剤を塗ったり服を着ないでください。あと、エタノールを含んでいる化粧水や保湿剤は効き目を弱くすることがあります。ノンアルコールのものにしてください」と説明された。
帰宅して化粧水を確認したら化粧水にエタノールが入っている!家を探したらノンアルコール化粧水があったから夜はそちらへ切り替えることにした。
塗り薬は毎晩滞りなく塗れているが、全身の保湿も大切なので塗る順番や方法を試行錯誤している。
まだ始まったばかりだが、経過は定期的にこちらに投稿しようと考えている。
誰もが起こりうることなのに!?
更年期に関する情報はまだまだ少ないようで、NHKでもアンケートを実施している。
月経の話題も今までタブー視されてきたが、今後はもっとオープンに話し合えるような雰囲気が必要だと自分の経験からも感じている。
体が弱っていくこと、自分の体はもとより周囲の人たちのケアについて考える機会は案外少ないし、私のように医療関係者でも仕事以外の場ではなおざりかもしれない。
ケアについては最近また考えることができたので、また記事をアップしたいと思う。
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