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新刊『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に親の介護をするための本』のお知らせ

ご無沙汰しています。ずっとnoteを放置していましたが、実は昨年4月頃から新しい本の企画が立ち上がったためそちらにかかりきりになっていました。

今度の本は『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に親の介護をするための本』です。タイトルを見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、今回も翔泳社さんの「ちょっとしたことでうまくいく」シリーズでの出版となりました。

以前からnoteにも少しずつ親の介護関連記事を時々書いていましたが、気がつけば父が亡くなって今年で4年になります。ちょうど前作『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手にお金と付き合うための本』を出した直後に父が倒れたので、前作と新刊の間は生活の中に親の介護が占める割合がぐぐっと増えました。

この本を書くにあたり記録を確認したら2012年4月頃から母に頼まれて家の片づけや家事、そして父の通院付き添い等をサポートしており、「あら、私もう10年以上親の介護しているのね!」と驚く事実が判明しました。「きっと私のように何となく介護が始まっている人は多いかも」「発達障害の特性が加わると本当にしんどい」と認識を新たにしています。元々変化が苦手な上に突発的な出来事への対応が難しい特性を持っている私にとって、本当にこの12年は時折息切れを起こしつつも「よく何とか持った」というのが正直な感想です。

では、なぜ何とかなったのかも記録を見ながら考察すると、20年くらい前から親の介護や自らの老後を意識して環境を整え、自分に合う暮らし方を試行錯誤した経験が今になって功を奏しています。つまり、支援者として学んだスキルを実生活に投入し、自分の凸凹な能力で暮らすために多くの人に手を貸していただいた成果なのです。ですから少しでも社会に還元できたら、と思います。

ぜひお手に取ってご覧いただければ幸いです。

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