自然農の先輩に再会して感じた、繋がれることの喜び
先日、愛媛の興居島にて、自然農で営農されている
島の自然農園の山岡さんが私たちの農園にお越しくださいました。
山岡さんはYouTubeで自然農に関することを発信されていて
全国の自然農を実践されている方を
それぞれが繫がれるように、と訪ね紹介する企画を始められ、
私たちの畑にも、その一環でお越しくださったのです。
数年前、家庭菜園をしていたとき、
私たちは山岡さんのYouTubeがきっかけで「自然農」に出会ったのですが、
それ以来、山岡さんの動画にはずっと助けられてきました。
会社を辞め、自然栽培の農家さんのもとで研修中に、
山岡さんの畑を訪ねたのは2022年の1月頃。
自然農で営農したいと思っていたものの
周りにもそのような農家さんはおらず、「難しいよ」とのお声ばかり。
本当にできるのかと不安を抱きながら、
でも、なにか光を見出したくて、畑に伺いました。
緊張しながらお会いしたのが懐かしい・・・
畑に入らせて頂いたときの
清々しさと、身体が心が緩んでいくような感覚。
じんわりと温かいものに包まれて、
そして、穏やかに畑に佇まれる姿を見て、
「やっぱり私たちには自然農しかない」と
この道を歩もうと決心したのでした。
その後、小豆島に移住して、就農。
開墾から始めて、
離島のどこか閉ざされた空気感を感じながら
そして、農法的にも、環境的にも、無謀だと言われながら
自分たちの世界の中で、自然農というものに向き合ってきました。
農業研修を通して出会った農家の方々との繋がりはありましたが、
自然農の農家仲間というものは、ほぼいなかったのです。
研修を受けたとはいえ、
私たちがやりたいものと農法がかなり異なっていたのもあり、
自分たちだけで、日々、試行錯誤しながら進めてきました。
(今振り返ると、よくやってきたな・・・と心から思います。テハナシと一緒!笑)
そして、今回、山岡さんからお話しをいただいて。
最初は、「え!わたしたち???」とびっくりしましたが、
お声をかけてくださったこと、
YouTubeで紹介してくださること、純粋に嬉しかったのです。
でも、先日お越しいただいて、感じたのは
動画撮影時も、それ以外も、
自然農をはじめ、様々なことを、真っ直ぐにコミュニケーションできる方と
共に過ごせたことが、私にとって物凄く幸せだったということ。
自分が注力していることに対して
同じような価値観を持つ方と
互いに尊重しながら語り合えることが嬉しくて嬉しくて。
実際、畑は自分たちだけで向き合っていくものだけど
テハナシ仲間と同様、
繋がれるということが、こんなにも心強くて力が湧いてくるものかと
そのありがたさを、身体中で感じています。
人が怖かった私が、
一人ひとり考え方やあり方は違っても、
温かいコミュニケーションができることって
なんて嬉しいことなんだろう、繋がれるっていいな・・・と今思えているということに、驚きながら。
今回撮影して頂いた「自然農を巡る旅」の予告編がYouTubeにアップされています。
(本編はメンバーシップ限定公開となります)
山岡さんのほかの動画も、参考になるものばかりですので
是非、ご覧になってみてください。
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