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ふたばちゃんにあの子は合わない。あなたは良い子。


「あの子と遊んじゃダメよ。」

こうやって小さな子供に母親が諭すシーンを漫画やドラマで見たことがある。

実際に友だちを親が選ぶというのは珍しいことではなさそうである。

しかし、これを言われたところで友だちと簡単に縁が切れるかどうかは
その後の本人次第である。

また、子ども全員に対してそのような発言をする母親もいれば
特定の子どものみに発する母親もいる。

私は中学生になっても
いや、中学生だからか?
「遊んじゃダメよ」とは言わないが
「あの子とは合わないと思うから…」と遠回しなニュアンスで友だち関係にメスを入れられていた。

大きく分けてやんちゃそうな友だちには距離を置くようにされていたと思う。
もちろん友だちは友だち。
その後も縁は切れないし、結婚式にも参列した。

微妙な距離感を保ったまま…。

昨日たまたま母と一緒に買い物に出掛けたら彼女に遭遇した。

とても気まづかった。
なぜか家に帰ってから涙が出た。
同時に「もういいよね。」と踏ん切りがついた気もした。

いつまでも昔のことを引きずっていたくない。
当時の私の心を守るためにも
強くあらねばと思う。

母は意地悪であんな言動を取ったのではない。
本心で私を守りたくて言ったのだと思う。
背景に愛情があったことは十分に理解している。

ただもし、なにかが欠けていたとしたら
子どもを信じることだったかもしれない。

子どもたちの未来を守りたい!!という気持ちは私も分かる。

でも、コントロールされるのは辛い。
子どもたちを信じてあげることができたらいいなと思う。

思ったことを我慢しろと言っているのではなく
子どもの意見も聞いてあげられると良いのではと思うのだ。

まだ上の子は7才。
友だち関係に口を出したことはないし、口を出したいような出来事もない。

私の母は、空手を頑張る弟に対しても
「あなたは性格的に合わないから辞めなさい」と言って辞めさせていた。

この先も、人間関係に限らず
私が子どもの未来をコントロールしてしまわないように
肝に銘じておきたい。

そのためにもやはり
一方通行のコミュニケーションにならないよう
今、この瞬間から
対等な人間関係を築いていこうと思う。

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