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「町内会の薬剤散布」は無くなったけど。公園やマンションは大丈夫?

春から秋にかけて行われるハエ・カの駆除。多くの市町村では住民に殺虫剤を配ります。ところが行政による扱い方の指導がずさんなために、危ないまき方が目立ちます。ビデオは薬剤散布の実態と問題点をまとめ、あわせて薬剤に頼らない方法を紹介しています。

 行政が配る殺虫剤は業務用で、毒性が高いにもかかわらず住民は市販のスプレー式殺虫剤と同じ感覚でまいています。専門家は頭痛、めまい、だるさといった有機リン系薬剤の危険を指摘していますが、こうした殺虫剤を市町村が配布している実態は、国も県もつかんでいません。

 東京都は99年1月、区市町村に対して安全対策を指導し、現場の立会いや薬剤の取り扱いなど多項目にわたる注意を促しました。こうした指導内容は全国で初めてで他県でも参考になるものです。

 薬剤による健康への影響は北里病院の宮田医師が、環境への影響は阪大植村助教授が解説しています。

この記事の出典:反農薬東京グループホームページ

作成:1999-11-28、更新:2006-11-17


 あなたの住んでいる地域で、この内容が遵守されていますか?

 二十年以上前、蚊になる前のボウフラを駆除するために、町内会の役員のおじさん方が無防備な服装で、農薬(白い液体)を散霧して町内をめぐっていました。住民や、犬や猫、小鳥も危ないが、おじさんが一番危なかった。
 一個人が役員のおじさん方(奉仕活動の使命感に燃えています)に危険を訴えても変人扱いされる。情報を反農薬東京グループに送ることしかできなかった。

 そのうえ、持って行った容器に、農薬(白い液体:ボウフラ駆除の薬剤)を注いでくれた。誤飲の恐れがある飲み物容器にも平気で注いでいた。

反農薬東京グループ 

 この団体の、啓もう活動、役所への交渉活動が反映されたのが厚生労働省の文書だと思う。
 運営費の枯渇、運営者の高齢化等で機関紙の発行は止まり休会状態になってしまっている。反農薬東京グループが、粘り強く活動を積み重ねたことを記憶に残したい。
 誰かが見張って、声を上げていかなければ、行政の住民の健康本位の施策は望めないかもしれない。行政が「この薬剤(農薬)は安全です」という製薬会社の資料だけを見る状態は危ないですよ。

※ 私は、化学物質過敏症ではありません。散歩に連れ出す飼い犬3匹、命はかなく思える文鳥さんが心配でした。もっと、幼児とネコが一番危ないと思っていました。おじさん方がその次に危ない。当時、小さい戸建てで暮らしていました。戸建てが多い地域は町内会活動がけっこうあるんです。変な人と見られてからは少し暮らしにくくなりました。

※ 今は隣町のマンション暮らしです。


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