福島 初夏の会津横断 西山温泉~岩瀬湯本温泉編
毎年恒例の学生時代の同級生との旅行。今年も福島。今まで一泊二日だったが今年は二泊三日の旅。初日は柳津温泉に投宿。二日目の記録です。
一泊目はこちら
道の駅の後に向かうのはカッコいいお寺。宿の近くの駐車場から見上げると清水寺みたいだったぞ!
福島 福満虚空蔵菩薩圓藏寺
立派な門をくぐる。昨日泊まった旅館に、このお寺には丹前や浴衣で参拝するなと貼り紙があった。荘厳な由緒あるお寺なのだろう。
館内は撮影禁止でした。素晴らしいので一見の価値ありです。
お寺の下の参道には柳津名物「あわ饅頭」のお店が軒を連ねる。出来たてを買ってみる。つぶつぶの不思議食感。
さて温泉行きます。昨日電話して確認済み。
福島 会津西山温泉 下ノ湯
10時頃行きますと伝えていたのですが、寄り道して10時半を回ってしまった。到着したら女将さんが電動カートで出かけようとしてたとこ。
女将「昨日電話くれた人?もう来ないと思って山田園⁉︎行こうとしてたんよ」
私「すみません!寄り道して遅くなっちゃって」
女将「どこから?」
私「東京と栃木からです」
女将「あら、わざわざ。ゆっくり入っていってねー!」
山田園て何かな?笑
鍵を開けてくれた。入れ違いにならなくてよかった。湯銭、400円ずつを支払い中へ。
湯小屋は一つだけなので混浴なのだが、誰も来ないので貸切状態だ。
素朴な造りの激シブ浴槽。シャワーなんて不粋なものはない。
源泉75度、含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。熱々で源泉が注がれる湯船には熱くて入れない。
お湯を堪能していると窓から電動カートに乗った女将が顔を出す。
「湯加減どう?今から移動スーパーに行ってくるけどごゆっくりね」
「はーい!」と答え、ゆるい時間が流れる。
上がって女将を待つ。しかし、自然豊かないいところだ。前にきれいな川が流れてる。
女将は一人暮らしのようだ。
女将とお話したかったけど、全然帰って来ないので不用心だがそのまま退散した。きっと移動スーパーで久々に友達に会って井戸端会議中なんだろう。
もう一軒、気になる温泉に寄ります。
福島 西山温泉 老沢温泉旅館
こちらずっと改装で休業していました。やってるか見に来ました。Googleを見たら、1日前のクチコミ発見!泊まった人おるやん。
でも誰もいない。電話したけど出ない…。ここは泊まりに来よう。と諦めた。
観光します。
福島 道の駅 あいづ 湯川・会津坂下
またまた道の駅に寄り道。ご当地缶チューとべこの乳ヨーグルトを購入。ランチしようかとレストランを覗くが混んでいて待ち人も。退散。
福島 会津七日町 紺と種
ランチは見つけた古民家カフェで。
日替わりのお好み定食をオーダー。
揚げた車麩がもろ鳥唐揚げで、ヴィーガンフードってこうやって代用するんだと感心させられた。
地場野菜もふんだんで美味しかった!
お昼がちょっと遅くなったけど、これなら消化も良く、旅館の夕食に影響はないだろう。
腹ごなしに七日町のレトロな街並みを散策。
古い建物を利用したお店が並ぶ。会津塗のお店では、店員さんが丁寧に説明して下さった。蓋付きのお椀が素敵だったけど高価で、失業保険待機の身としてはぐっと我慢だ。宿に向かいます。
福島 岩瀬湯本温泉 源泉亭湯口屋旅館
会津地方を横断し、少し下に下る。今夜のお宿です。こちら、つげ義春が泊まった宿なんだそうです。後から知りました。経緯はつづきで。
七日町界隈を歩いて汗をかきました。福島って何気に暑いんですよね。着いてすぐビールをプシュッで部屋の写真撮り忘れた。部屋にトイレと洗面所付いてます。ではお風呂行きます。
熱い。加水しないと入れない。今回は熱いお湯ばっかりだなー。
源泉49.5度。ナトリウム-カルシウム-塩化物泉。昨日の柳津温泉と同じ泉質だが、透明でそんなにしょっぱくない。成分が全然薄いのだ。
湯上がりに先ほど立ち寄った道の駅で購入したご当地缶チューをいただく。
夕食は囲炉裏のある食事処で。
食事は大女将担当のようです。食前酒は地酒。瓶ビールを注文。
この他に岩魚塩焼き、岩魚のお刺身。岩魚は囲炉裏で焼かれていて絶品でした。会津名物ふんだんの夕食
もうお腹いっぱいで、この後のご飯は断ったのですが「味ごはんなんで少しでもどうですか?」と言われ、少しいただきました。
味ご飯とは炊き込みご飯のようです。会津塗りのお椀で。
部屋でくつろいでいると内線が鳴った。
若女将「蛍見ますか?今、宿の前で舞ってますよ。よかったら」
私「え!見ます、見ます。今行きます」
いたいた!フワフワ舞う緑色の光。友達が手の中に蛍を納めた。手の中でフワフワ光るのもまた幻想的だ。しばし楽しむ。夏が来たねぇ。
二岐温泉編につづく
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