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島根 民藝と極上の温泉1人旅②

好きなもの:温泉 郷土料理 車の運転

2日目です。1日目はこちら

有福温泉

とらや旅館さんをチェックアウト後に向かったのは近くの有福温泉。初訪。こちらも好みの鄙びた温泉街です。共同湯を回ります。 

やよい湯

掛け流しですが、湯口から塩素の匂いがしたんですよね、残念。塩素はアトピー性皮膚炎にも良くないですし、温泉成分も失われてしまうので掛け流しであれば不使用が望ましいですが、湧出量が少ない場合はやむを得ないのかな?

御前湯

レトロな外観と、アーチ型の窓。風情があります。長野っぽい真ん中湯口の掛け流し。ふんわりたまご臭でとてもいいお湯でした。単純泉。

もう1軒、さつき湯さんがあるのですが、地元マダムで賑わってましたので、コロナ禍という事もあり、遠慮しました。三瓶温泉方面に向かいます。

千原温泉(千原湯谷湯治場)

温泉マニア垂涎の足元湧出温泉。再訪です。
1時間独泉でした。炭酸水素塩泉、34度の温泉がぷくぷくと底から…もう出られません。笑

亀の湯

初訪。激シブです。源泉は37度なので、16時から加温されます。その前に行きました。やっぱり源泉ままを味わいたい。塩化物泉の出汁味。
こちらも長野風の真ん中ファウンテン湯口。

泊まる旅館の温泉をじっくり味わいたいので早めにチェックインしたくて、ランチは時間がなく、亀の湯隣の小さなスーパーでランチパックを買う。笑

鶴の湯

浴槽のお湯は加温。上がり湯用なのか、バケツに源泉ドバドバ。泉質は亀の湯と同じです。

小屋原温泉 熊谷旅館

再訪。大好きな温泉なんですが、今回は島根県民限定で入れませんでした。涙
前回泊まった時の写真です。36℃、シュワシュワ炭酸泉。

湯抱温泉 中村旅館

今日の宿。ずっと憧れていた旅館です。

チェックイン後、お抹茶と和菓子をいただきました。女将さんと少しおしゃべり。お抹茶を立てそうな雰囲気のとても上品な方です。
とらやさんでいただいたトマトをお裾分けしました。お風呂どうぞと言われ、ワクワクしながら階段を降りて浴室へ。

目の前に極上の温泉が現れる。憧れてた棚田のような析出物。源泉温度が30度のため加温。外で女将さん自ら、薪で沸かしてくれます。

女将さん「湯加減どうですかー?」
私「ちょうどいいですー!」
女将さん「源泉出しましょうか?」「
私「お願いしますー!」
で、勢いよく源泉が出てきました!夏なら加温なしいけるかもだなー。
女将さん「そろそろ源泉止めまーす」
私「はーい!」
温泉につかりながら、こんな女将さんとのやりとりも和みます。

炭酸水素塩泉、白いカルシウムの膜が出来てます。棚田の析出物は足の裏が痛くて歩けないほど。完全にアート。素晴らしすぎる。

大正時代に建てられた建物だそうで、ギシギシいう廊下、渋い洗面所、かわいらしい鏡台など、私の萌えポイント爆上がりでした。

夕食
息子さんが作ります。地の物をふんだんに使った素晴らしい料理でした!盛り付けもきれい。私の料理が美味しい旅館ランキング上位です。

盛り付けに使われる葉っぱは近くに取りにいくそう。色が自然だし、かわいい形の葉っぱも。お料理とマッチしますね。これこそサスティナブルだと思います。
ちなみに左下は手作りつくね、右は玉ねぎのピクルス。お酒に合う!芋焼酎水割りといただきました。

お鍋は「山くじら鍋」島根県では猪肉を「山くじら」と言うそうです。さっぱりしていて美味しかったです。

お蕎麦とごはん。お腹いっぱいでごはんは食べれませんでした。

デザートは部屋に持っていきました。
盛り付けが美しくて見惚れた。葉っぱの使い方が素敵。お風呂上がりにいただきました!

朝食。
具沢山のお味噌汁、白いごはんも美味しかった。
地元、島根の契約農家さんのお米だそうです。
私の白いごはんが美味しい旅館ランキング4位。

朝食後散歩へ。
廃業してしまった旅館。他にもう1軒廃業した旅館がありました。湯抱温泉ではもう中村旅館しか営業していません。悲しい。

夕食時に、川に蛍いますか?と女将さんに聞いたら、まだ早いかなー?後で行ってみましょうか?と2人で夕食後見に行きましたが1匹だけしかいませんでした。まだ早かったのかな?
女将さんが子供の頃はホウキで払うくらい蛍がいたそうです。

温泉がいいのは聞いていたのですが、それ以上にホスピタリティが素晴らしく、感激しました。食事も息子さんが丁寧に作って下さいます。
でも屋根にブルーシートがあったり、古い建物だけに維持が大変なのが窺えました。あと、お布団の破れを手縫いで繕ってあるのを発見。細かいことですが、感激します。
湯抱温泉に唯一残る中村旅館は、ご家族で協力して守られているサスティナブルなお宿でした。

つづく

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