マガジンのカバー画像

Web編集者の読書癖

47
本がないと生きていけない。
運営しているクリエイター

#読書術

2021年マイベスト本【エッセイ・対談・小説・歌集】

エッセイが好きだ。対談が好きだ。小説と歌集は、文章の仕事でありながら、文章の仕事から離れさせてくれる文章として好きだ。 2021年は特に多くのエッセイを読んだ年だった。コロナ禍で自粛ばかりで、自分の心に向き合いたかったから。他者の雑談に触れないと、自分について気付く機会がとても減るのだと知ったから。 ということで、2021年読んだ中でも特に面白かった本をまとめて書き記そうと思う。今回はエッセイ、対談・往復書簡、小説、歌集。 ↓ビジネス・自己啓発はこちら。 2022年も

読書は買う前からはじまっている。本の外観を楽しむということ

最近、本に対する感度が敏感すぎて、誰か止めてくれと思うほど本を買いまくっている。 今日も2軒の書店に吸い寄せられて(1軒は本当に偶然見つけて)、雑誌含めて計9冊の本を購入してしまった。先日Amazonで6冊の本を注文したばかりなのに。どう考えても買いすぎである。 そして買うたびにまず好きなところをパラパラパラッと読み、一度積む。そういう本が数冊あり、その中から毎日どの本の続きを読むか決めるのだ。まるで女癖の悪い男である。このままでは世のダメ男を批判できなくなってしまいそう

風呂読書の極意

先日、「風呂読書に驚かれたことがある」という記事を見つけて逆に驚いたので、風呂読書について記事を書こうと思った。 ↓わたしが読んだ記事はこちら この方もかつて風呂読書をしていたそうなのだが、その話をしたら驚かれたらしい。その時点でびっくり。だって風呂読書はメジャーだと思っていたから。 ちなみにわたしは、おそらくもう10年以上は風呂読書をしているし、できれば死ぬまでしたい。断言できるのだが、風呂読書はわたしにとって1日の中でほぼ毎日1〜5位以内にランクインする安定した幸せ

早く読むより覚えたい。素直にシンプルに読書が楽しくなる術を知る本「読んだら忘れない読書術」

むかしから「やる目的がよく分からないことをやる」というのが苦手だった。 かつてエステシャンだった頃、上司から「上司より先に帰るな」と言われたことがあるが、自分の仕事はすでに終わっていて、手伝うこともないと言われた末に残る意味がわからなかった(と、バカ正直に言って怒られた)。 それよりも早く成長したいという気持ちがいつも勝った。出世できなくても上司から嫌われても、一刻も早く帰宅して本を読みたい。周囲にいる誰よりも仕事ができる人間になりたい。上司の顔色を伺って帰宅時間を遅らせ