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映画#001 人間失格 太宰治と3人の女たち

今年はなかなか観れていなかった映画鑑賞も熱心にやっていきたいと思います。映画は100本観るといろいろと気づきが得られて学べるそう。手当たり次第に100本観てみたいと思います。

大好きな藤原竜也が出ていることと、3/31までの見放題だったことから2019年の人間失格を観ました。

まだ序盤のうちに出てくる藤原竜也のセリフがいい。

なぁ、今も地獄をみているか
地獄に堕ちて書いているか
家庭があるから落ちられませんか
やだねぇ 女房だの子供だの
壊れちゃ困るもんなんて作家はもっちゃいけねぇんだよ
人間は堕ちる 生きているから堕ちる
なぁ太宰、もっと堕ちろよ。

と。良い作品って、堕ちないと書けないもんなんでしょうか。
私も一人生活になってからのほうが原稿が進んでいます。
堕ちるならとことん堕ちたほうがいいのかもしれませんね。

そして、太宰はパーソナリティ障害だったとも言われています。

きっとどこか壊れてないと書けないんです。
小説なんて。

文豪に精神疾患が付き物だった。病気の私も勇気をもらいます。

終盤、妻が太宰に語りかけます。

あなたはもっとすごいものが書ける。
壊しなさい、私たちを。
そして本当の傑作を書きなさい。
それがあなたのやりたい事でしょ。

家族が自分たちの立場を追いやってまで本人の意思と作品を尊重してくれる。
とても胸にささりました。私の家族も入院中、いろいろ考えて新居で好きな作品を書き溜めるよう勧めてくれました。

せっかく得られた時間と技術。少しでも良い作品が書きたいですね。
太宰みたいに書いたあと、死んじゃだめだけど笑

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